2024.09.14 登録
[ 北海道 ]
【19時半ごろ】
室温:90度
湿度:15%
比湿(換算):67g/kg
【20時過ぎのロウリュサービス後】
室温:80度
湿度:18%
比湿(換算):54g/kg
1時間に一度のロウリュサービスがあり、担当によってロウリュの量やドア開放の時間が微妙に違う。そのため、どのタイミングで入るかによって温度や湿度はまちまちだ。
空間は広く、ベンチも3段あるので、どこに座るかで体感はかなり変わるが、室温も湿度も高めなのでしっかり温まる。湿度も高めなので呼吸が苦しくないのがありがたい。
サ室の両サイドにサウナストーブ2台鎮座はかなりのパワーで十分な対流熱を感じられる。一方で輻射熱強めな感じがするため、ストーブから離れたサ室中央付近がおそらく心地よいエリア。そのせいか中央付近は座りたくても座れないことが多い。
比湿(絶対湿度)は50%程度がフィンランド式サウナでの推奨値なので概ね良好。個人的にはウルウルな感じの方が好みなので、50g/kg以上はありがたい。足元から出てくるスモーク?はどのタイミングでどれぐらいの量が吹き出す設定になっているのかが気になる。
[ 北海道 ]
【サ室空間】 ※寸法は目視なので正確に測ったものではありません。
扉を開けると、真正面にサウナストーンたっぷりのHARVIAのストーブが鎮座。左手にベンチが2段という構成。
出入り口付近に階段。150/段 x 3段=450mm程度。
上段ベンチの座面から天井までが約1200mmなのでベストな高さ(推奨値は1000〜1200mm)。無駄なく熱気を活用できる断面構成になっている。
ベンチ自体の座面高さは若干低めに感じたので370〜380mm程度だろうか。上段のストーブ側のみ足を伸ばせるぐらいの長さがある。
壁はセラミック系のタイルで壁の一部には木の板張りの範囲があル。そこにはサウナの入り方、酒屋ならではの豆知識、サウナに入る上での注意事項などがレーザー加工で表現されていて「酒屋らしさ」が表現されている。
【サウナストーブ】
LEGEND / HARVIA
おそらく15の方かな。
【体感】
オートロウリュが1時間に4回と、程よいタイミングで体感できる。
テレビ がなしでゆったりとしたBGMが流れている程度なので落ち着いて過ごせます。
【フレッシュエアー】
給気、排気共に100φの自然換気という宿泊施設などでは一般的な設置方法。
フレッシュエアーは特に感じられなかったが、息苦しさは感じなかった。
【提案事項】
ちょうどストーブから1番遠いところに座ったときのこと。顔のすぐ横に排気口が位置していて、人が出入りするたびにそこから空気が入ってくることに気づいた。扉を開けた瞬間に室内が負圧になり、浴室側から空気が入ってくる。つまり人が出入りするたびにある程度はサ室外の空気を取り込むことができている(故に息苦しくない)。
電気ストーブの場合、意図的に外気を取り込まなければフレッシュエアーを生み出せないが、人の出入りが多いこのような施設の場合は、ストーンより上の壁に給気があると自然給気でもフレッシュエアーを生み出せる可能性があります。
さらに言うと、オートロウリュ時に送風機で空気を循環させられたら?体感温度が一気に上がり、熱熱熱燗よりも熱い飛切燗までいけちゃう気がします。飛飛飛切燗のイベントとか面白そうです。
[ 北海道 ]
ログハウスでできた宿泊施設。2024年は開業から30周年らしい。今回は日帰り入浴を利用。
【空間】
大浴場とサウナ室は切り離されていて、一旦外に出て露天風呂、水風呂、休憩スペースを経由してからサウナ小屋に入るスタイル。良い導線。風除室があるのも良い。
サウナ室は多い時で5〜6人ぐらい入っていたが、窮屈な感じはしなかった。面積は大体11平米ぐらいだろうか(目視による想定)。天井が低く抑えられている。横長のFIX窓で外が見えるため閉塞感がない。
ベンチの高さは上段、下段ともに400mm。上段ベンチから天井までの高さはおよそ1200mmと概ねベストな高さ(推奨値は1000〜1200mm)。下段はそこに座る人と上段に座る人の脚がくるので少し広めの700mm。
【ストーブ】
電気式:ZIEL ZL-150 (消費電力12.4kw)/METOS (たぶん)
10〜13平米程度が推奨されているのでおそらくこの機種。
ストーブ周囲に組まれているレンガと、背面のレンガタイルが蓄熱。そこからの輻射熱が感じられた。
【体感】
温度は大体77〜80度ぐらい。湿度計なし。
入って数分で腕に結露水。呼吸は苦しくないので十分な湿度があることを体感した。ロウリュすると熱気が感じられ、じわじわと下に下がってくる感じがして気持ちが良かった。
しかし、電気式でここまで湿度を高めれるのはなぜだろう。ある程度ロウリュも制限されているのだが、継続してロウリュすることで湿度をキープできるということなのか。
【フレッシュエアー】
給気と排気が見当たらず、ここが解決されると最高です。
【提案事項】
ベンチや背もたれの老朽化が見られるので座面が抜けたりしてしまう前に入れ替えるのが良いでしょう。その際は、ビス頭が露出しないように。また、座面自体が取り外しできるようにしておくと、部分的な取り替えや清掃が楽です。
サウナストーンの取り替えをすると、より良いロウリュ体験ができるでしょう(半年〜1年に一度の入れ替えがオススメ)。
また、空気の循環(給気)を促すため、サウナストーブの上方(壁面)に給気口を追加。そしてベンチ下の高さに排気口(150〜200φぐらい)を開ける(機械換気)。そうすることで、新鮮な空気の循環を促し、その空気に乗った水蒸気がサウナ室に広がる。つまりフレッシュエアーにより最高の体験ができます。
【余談】
ちなみに、建物は札幌のアトリエアクとビタレスクが設計に携わっている。
男
[ 北海道 ]
必要な要素がコンパクトにまとまった個室サウナ。自分のペースで入れるのが良い。今回は1〜2名まで入れるボディシャワーのある部屋をチョイス。
【空間】
サウナの面積は約2.5平米。高さ関係は、スノコH150、ベンチ1段目(実際には足を置くスペース) H400、ベンチ2段目 H400、ベンチの座面から天井までが1150とベストな高さ関係。
ベンチ下に壁付照明があり、明る過ぎなくて良い感じ。
【電気ストーブ】
MISA ウォールマウントタイプ SUNNY
No.12654NRJE 200V 4.5kw
面積2.5平米に対し、天井高さが2.1m。体積が5立米。1立米に対して1kwという基準で考えると能力がちょっと足りない気もするが、建物内という安定した環境で利用しているので体感的には問題はなかった。
サウナストーンをよく見ると2種類。微妙に色の違う石が載っていた。これは意図的なのかどうか、理由が聞いてみたい。
【ロウリュ】
コッパー(銅板)でできたラドルで小さな穴が3つ。そこから水がジョウロのように流れてくる仕組み。音も楽しめる。すごく良い感じだった。
【体感】
湿度計はないのだが、最初に入った時の湿度は結構低め。何度か入ってロウリュすることによって少しずつ湿度が上がっていった感じ。ベンチの幅が約180cm程度あるので横になることができる。普通に座るとどうしても足元と上半身での温度差ができてしまうため、横になることでそれを回避できます。
【フレッシュエアー】
給気なし。ベンチ下の排気は閉じられていた。
サウナ室を温めるときに閉鎖しているのは良いが、利用時は開放して空気の循環を促すのが良い。その場合は休憩スペース側に汗を含んだ温度の高い空気が流れこむため、休憩スペース側もしっかり換気して空気を循環させる必要がある。
こういった複数の部屋がある個室サウナは外気取り入れが難しい場合もあるので、機械換気による換気計画が望ましい。ただ、目に見えない空気の流れを計画通りに再現するのは簡単ではない。
【提案】
個室サウナ(貸切サウナ)では事前にサウナ室を温めてくれているのは良いのだが、どうしても湿度低めでカラカラになってしまう。好みの問題はあるのかもしれないが、来店の少し前にロウリュをして少しでも湿度を上げてもらえると快適性が増すと思います。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。