地図からサウナが探せる！

大垣サウナ

温浴施設 - 岐阜県大垣市

熱波兄弟

2020.11.29

1回目の訪問

開業から55年目、地元に愛される名施設。

ここにはロウリュ、アウフグース、ヴィヒタなど、今どきのサウナで見かけるサービスは何も無い。

お湯も小さめの浴槽が1つだけ、露天風呂も無い。

浴室内で休憩する椅子すらない。

フィンランドスタイルを好む今どきのサウナーには物足りないかもしれない。

でも不思議と大垣サウナでは受け入れてしまう。

110℃の熱いサウナで熱され、

水の都の天然地下水を掛け流した水風呂で癒される。

ととのい椅子が無いなら洗い場用の椅子か、更衣室脇で休めば良い。

それだけで心は満たされるのだ。

なぜだろう？

水風呂の水質の良さ、

古いけど清潔な設備、

接客ホスピタリティの良さ、

全てが心地良い。

水

体感14℃。

はっきりとした水の柔らかさという訳では無いが、スッと身体に馴染む優しい水。

何重にも素材を重ねたラーメンが流行っても、結局は普通の醤油ラーメンを極めるのが1番難しい。
ここの水をラーメンに例えると、そんな美味しい醤油ラーメンだ。

入れば違いが分かるだろう。

洗い場の椅子でこんなにととのったのは初めて。

設備

古くてもしっかり掃除されているサウナは数多あるが、
ロッカーの上に客用のタオルを準備しておける施設ってなかなか無いよね。

身体を洗う時はサウナハットが濡れないようにカランの上へ置くんだけど、
上の縁やカランの照明にも全く埃が溜まっていない。

この手の老舗でシャンプーがPOLAだったのも驚きだが、こういう小さい所もちゃんとしているのが素晴らしい。

1番差が出るトイレもピカピカだ。

接客

サウイキのコラムを事前に読んだが、今は亡き旦那様と夫婦で積み上げて来た居心地の良さを、
入口で社長に代金を支払った時から感じることができた。

あ、これは良い施設だな、と。

その感覚は退館まで変わることは無かった。

駐車場は岐阜ナンバーの渋いセダンが多く停まっていた。
きっとここは地元紳士の憩いの場なんだろうな。

いつまでも続いて欲しい、また来よう。