地図からサウナが探せる！

天然温泉花蛍の湯(ドーミーインPREMIUM京都駅前)

ホテル・旅館 - 京都府京都市 宿泊者限定

ぎん

2020.12.07

23回目の訪問

今年最後の大好きな京都へ、出張と少しの観光に来訪しました。

此処を離れて早一ヶ月、何度このドーミーイン京都のサウナにまた入りたいなぁ…と脳内で夢をみたことでしょうか。

早朝から移動し仕事を済ませ、夕刻にチェックイン。
部屋で荷物を広げると、早速9階にある大本命の『天然温泉花蛍の湯』へと浮かれ気分で向かいます。

スリッパを脱ぎ足触りが心地好い脱衣場を抜け、いざこの綺麗な浴室へ入ると自然と心の中で「ただいま…」と言いたくなりました。

水圧の調整可能なシャワーとPOLAのアメニティで全身を丁寧に洗った後は、しっとりと肌に溶け込む天然温泉で冷えた身体をゆっくり暖めていきます。

ウォームアップを済ませると、内湯の端に隠れるようにあるサウナ室の扉を開けます。

室内へ踏み入ると熱された木の良い香りと、使い込まれた木材で造られた壁。

ふわりと包み込んでくれる熱は、最初は軽やかに感じますが、時を重ねる事にじわじわと力強さが増していきます。

奥のストーブ上部から放たれた熱気が上部から分厚い層になり、私の全身を強い熱さが通り抜けていく感覚。

身体の中から無意識に汗が吹き出していくのを感じながら、言葉にならない気持ち良さに限界を感じ…待望の水風呂へ。

隅に竹林が生える清らかな京の水風呂は、いつも驚くほどキンキンに冷えていて掛け水をしただけで、熱された身体にその冷たさが染み入ります。

水温計が10℃と指す冷水に全身を沈めると、身体の奥は熱いのに表面の膜だけキンキンに冷たい…二層に別れた私の身体の感覚。

気が付けば、誰も居ない浴室。
水風呂の縁に腰掛け、少し上を向き目を瞑ると…頭の感覚が宙に上がってぼーっと昇天していきます。

身体までも動かない言葉にならない快感に、少し意識が飛んでいました。

何か良いアイデアが浮かぶかなと思ったのですが、結局私の頭の中は「は～…気持ち良い…」の真っ白な一色で、そこからはもう何も考えられませんでした。

気の済むまで快楽を貪り、サウナ→水風呂→温泉のループを繰り返すと…湯船の中で先程の二層とは真逆になった、ビリビリと痺れるような気持ち良さも味わいました。

また気が付けば浴室に4時間近く居ましたが、ほとんど人に会うこともありませんでした。

皆さんも個々に好きなサウナがあると思いますが、此処ドーミーイン京都の浴室は私にとって心安らぐ…一番落ち着くサウナ空間なのかもしれません。

静かに響く水音と三味線の音楽に身を委ねながら、そんなことを想い過ごしました。

ありがとうございました。

おやすみなさい。