大蔵湯
銭湯 - 東京都 町田市
銭湯 - 東京都 町田市
曜日時間:土曜14時
混雑具合:シンプルに空いてた
セット数:6
ロッカー:中ロッカーあり
遠いと思っていたのは先入観で、町田駅までは電車で30分弱、そこから歩いても3キロない。案外近かった今井健太郎建築の大蔵湯。元々は祖師ヶ谷大蔵で銭湯を営んでいて、町田に移ってなお名前を残したらしい。
「イマケン探訪8」
銭湯に入るとつい上を見る。湯船に浸かりながら見上げるという行為は自然の摂理かしらん。畳が敷かれた脱衣所の格天井には雲の絵、浴室の湯気抜きは大きかった。造りは至極シンプルで、飾り気はない。リノベーションながらオーセンティック。流行りのものを着なくても、仕立てのいいシャツ、プレスのきいたズボンを洒脱に着こなしているような、書いてて例えがよく分からなくなってきたけども。
サウナ室も簡素。テレビもBGMもない。ボナサウナゆえストーブも見えない。木の箱に、ふかふかのサウナマットが敷かれた2段があるだけ。あとは90度を差した温度計と、12分計が回っているだけ。ただそれだけ。頑として正統派だ。
人で埋まった水風呂を譲ってくれた青年にお礼をいう。サウナでも一緒になった。背中をもたれてあぐらをかいていると、彼も背中をつけたが「熱っ」と声を漏らしたので微笑んで頷いた。その後、話しかけられたのでしばしサウナ談義に興じる。若く、上京したてでサウナを始めたばかりだという。そうなると先輩面する悪い癖。自分だってまだサウナ歴は2年満たないのに、自分のサウナルーティンやらイマケン情報やらをべらべらとしゃべる始末を、歩いて帰る最中に反省する。
歩いた距離 2.6km
男
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