OYUGIWA浜松市野
温浴施設 - 静岡県 浜松市
温浴施設 - 静岡県 浜松市
『今日も、誰かに会いに』
平日のあの時間帯。
オユギワ浜松市野にお邪魔する時間帯は決まって、いつもあの時間帯。
だからあの時間帯に浴室で見る常連さんも大体決まっている。
顔馴染みの常連さんと目が合うなり、どうもどうも、ってジェスチャーをしながら最初に話すのは、いつも決まってこんな話題。
『今日はいつもよりも空いてるね〜』とか
『今日はいつもよりも混んでるね〜』といった天気の話みないな当たり障りのない会話。
でも思い返してみると、こうして話せる関係になったのは割と最近の事だったり。
私自身、去年の9月にオユギワ浜松市野がオープンして以来、ほぼ決まった時間にお邪魔しているものの。
最初の頃は、『あっ、今日もあのお客さんいるな〜』って思う程度だった。
それが2ヶ月、3ヶ月と経った頃。
『あれ?昨日も今日もあの常連さん居ないな〜』
そう、毎日浴室で見かけていた常連さんが2日連続で居ないのだ。
体調でも悪いのか、引越してしまったのか、他のスパ銭に流れてしまったのか・・・。と、心配、それとも嫌な予感なのか寂しい気持ちなのか、よく分からない感情が頭中を駆け巡る。
ところが、翌日。いつもの時間帯の浴室。
元気そうな様子で『あ、どうもどうも〜』といつもの常連さんと再会。
『あれ?昨日も一昨日も居なかったじゃないですか〜。心配しましたよ〜』
『いや〜、●●の入浴招待券が昨日までだったからさ〜。慌てて使って来たよ〜』
こんな会話のやり取りをして以来。
以前は会っても挨拶程度のやり取りだったのが、お互いサウナ好きというのも発覚したのもあって、今では当施設でゲリラ的に開催される灼熱ロウリュを一緒に楽しむ関係だ。
あまりの熱さに耐え切れず、私が先にサウナ室を出ようものなら後々、
『今日は早かったじゃ〜ん』とイジられる、そんな感じ。
でも、私はその常連さんのお名前、いやそれどころか普段何をされている方なのか全く知らない。
唯一知っているのは、サウナとスパ銭が好きという事だけだ。
おそらく、常連さんも私の事を知らない。
お互いよく知らない関係、これが良いのだ。何だか心地が良いのだ。
なぜならお互いの事を知らないから、ざっくばらんにサウナやこの辺のスーパー銭湯の話をして楽しめるからだ。
とりあえずお互いサウナが好き、それだけ分かっていれば、自然と会話が弾む。
もしかしたら、今日も誰かに会いに、誰かと話したくて、来ているのかも。
また今日と同じように会える事を願って。
また明日。
以上
男
みちさん、こんばんは。言葉を交わさずともお互い姿を見るだけで意思疎通が出来る安心感、ありますよね。だからいつも行ってしまうんですよね。
ささ湯さん、居酒屋文化と銭湯文化、何だか共通していますよね。しばらく足が遠のくと心配され…久しぶりに行くと皆んな笑顔で迎えてくれる、そんな場所。大切にしたいですね。
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