八代センターサウナ
温浴施設 - 熊本県 八代市
温浴施設 - 熊本県 八代市
令和2年2月のサウナ旅その⑧後編
カラン台にはリンスインシャンプーと石鹸が常備、洗体を済ませて湯船に入ると先客の常連さんが入浴中。御一緒させて頂くと「底はぬるいよ」と言われる。理由を聞くと循環がない為で底にある冷たい湯は醤油チュルチュルを使い外へ排出しているらしい。疑問解決。その後の熊本・京都雑談をしていたら大将から「水風呂の蛇口の水は飲んでいいよ」と嬉しい声がかかる。実は浴室入口に飲水器があったが、あまりの老朽感から手が出せなかったのでありました。
常連さんと一緒にサウナへ。サウナは苦手と言ってはったのに何故だろう?サウナでも雑談が続くがすぐ出られたのでサウナ室内探索。奥にストーブがあるが見覚えがある。さっき行った日奈久温泉センターと同じタイプだ。パウダールームが見えるガラス窓の下には「寝たままの人がいたら起こして下さい(だったかな?)」の注意書き。噂のジャガイモは二段目奥にビリヤードの玉のように整列して配置。
水風呂へ向かう。温度表示は無いが多分18℃位かな?飲むと無味無臭で美味しい。浴槽の縁に座って休憩する。
2回目のサウナに入っていると、大将が服を着たまま入ってこられた。今回の旅事情を話す。近くのオススメの飲み屋を聞くと3000円の外人バーを紹介された(行かなかった)。1人で全てをやっておられ常連さんの為に営業を続けてはりますが、かなり弱音をはかれていました。大将たまには休んでね。釣り好きで明日は舟で海に出て獲物を狙うのだそうな。いいですね~と相槌を打つと「明日こちらに居るのだったら、一緒に船に乗らんかと誘いたかったなぁ」と予想もしない話をされて、一瞬明日の予定を替えようかと心が揺らいでしまった。この大将の人柄、自分のサウナ師匠である行きつけのBARの店長とそっくりだ。
2階の休憩室は使えない為、ソファの休憩場所でサウナが苦手の常連さんと大将と3人でテレビを見ながら雑談する。テレビの上の壁には釣り竿が何本も掛けられている。大将によると手作りらしい。別の場所にはもっと沢山の釣り竿があり船にも積んであるとの事。大将は海の男でもあった。
不思議な時間が続く中、大将が席をあけた。その間に館内着から私服に着替えて出る準備をする。フロントで大将にご挨拶すると「あの釣り竿は実は貰い物」と暴露された。
外は暗くなっていましたが、看板ネオンはやはり点いていませんでした。古きよきサウナ黄金時代の最後の生き残り施設なのかもしれません。
大将最高ントゥ
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