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平針東海健康センター

温浴施設 - 愛知県名古屋市

おぷ

2024.08.14

1回目の訪問

昭和が過ぎる施設。
しかし、盛者必衰。この8月をもって一旦営業停止となるようです。

おそらく、名古屋人なら免許更新のついでについつい寄っちゃった思い出があるのではないでしょうか。ぼくは岐阜人だから知らんけど。

入店すると、すべてがド昭和から平成ヒトケタ臭で満ち溢れている。あぁ、落ち着くなにこれ。

無駄に広々としたごちゃっとした館内に、爺さん婆さんがやたらに多い。どうやら大衆演劇目当てのようで、すでに食堂の半分くらいの席が埋まっている。

風呂場も昭和レトロ。まず、ロッカーの数に圧巻。どことなく大阪の八尾グラやかつて柴田にあったサウナジャンボを思い出す。とにかく広い。効率は二の次。昔のサウナ施設はこうだったんだよなぁ。

浴室に入ると、漢方薬草風呂の強烈な匂いが鼻をつく。くしゃみがとまらん。
それを我慢してサウナ室に入ると、これまただだっぴろい空間。昭和の間取りに遠赤ストーブが２台鎮座。マイルドだがじっくり熱い、これは好き。

そして水風呂もよく冷えている。16℃前後か。施設の規模にしてはここだけ、やけに小さい。昔は水風呂はそれほど重視されてなかった。ご愛嬌。

露天スペースにチェアが多数。珍しいインフィニティの低いバージョンが設置されているなぁと思ったら、脚が腐食して折れているだけだった。だが、それが意外と座り心地がいい。

正面に溜め池が見えて景色は絶景。いい場所に作ったんだなぁ。

さきほどの大衆演劇をやってる食堂で瓶ビールを飲みつつ昭和回帰。おばあとそのヤンキー娘とそのさらに子ども（孫）の巣窟。地元に愛されている証拠だ。

さらに2階の仮眠室で爆睡。こちらの設備もかなりレトロで特殊。シンプルによく寝れる。

カラオケスナックや焼き鳥居酒屋、ブティックも備える超大箱の施設。愛でがいがある。ぜひ、ヒャダインさんと頭巾ちゃんに、訪れていただきたい名施設です。

8月いっぱいの営業とのことで、存続希望の署名も実施されていますので、ぜひフロントで署名してから昭和平成をご堪能ください。