【閉店】松の湯
銭湯 - 東京都 新宿区
銭湯 - 東京都 新宿区
我が愛してやまないマイホームサウナ。ここが今の自宅から徒歩圏内であることがとても嬉しい。
中身は至って普通の古い銭湯サウナという感じで、銭湯だけなら種類も広さも本当に平凡。
他の銭湯と少し違うところとしては、早稲田大学とほぼ隣り合っているため、昭和な銭湯でありながら利用客は大学生が多く、特に夜は若者の声で賑やかなことくらい。
しかし、サウナはちょっと勝手が違う。
専用の鍵を使って入ると、こじんまりとしたサウナ室の中はムワッと暑い。温度計を見ると84度とそれほどでもないが、湿度のせいか明らかにそれよりも体感温度が高い。5分もいると、腕につけているサウナ鍵が火傷するレベルに熱くなっている。
そして中には5分の砂時計が2つと10分の砂時計が1つあるだけという無骨すぎる空間。隣り合う浴場の誰かが身体を洗う音、大学生たちの会話が中身が聞き取れないレベルでうっすらと聴こえてくるくらいで、このくらいの騒音ならばむしろASMRだなという感じ。ゆっくりストレッチをしながら入っていると、筋肉だけでなく心まで緩んでいく感じがする。
サウナから出るとすぐ右手に水風呂がある。15度。キンキンというほどではないが、サウナとの温度差も味方してか、しっかり冷たい。バイブラなどがあるわけではないため、ほんのりと温度の羽衣に包まれ、いつまでも浸かっていたい安心感。
そして風呂椅子を片手に洗い場の端に移動。壁にもたれかかり、ゆっくり休む。ああ、幸せ……。
早稲田大学からは近いため利用客は多いものの、駅からも遠いし、サウナーが訪れるにはやや不便な場所にある。しかしこの無骨だが腕は確かなサウナの味を、もっと多くの人に知ってほしいなぁと、ホームサウナーの1人として思う。
男
松の湯はもっと注目されて良い銭湯ですよね!僕も好きです!
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