千代の湯
銭湯 - 東京都 世田谷区
銭湯 - 東京都 世田谷区
今日はここにズームイン予定!
そう書いて、残業が長引いてしまった。月曜はゆっくり休みたいし。明日も出勤だし。雨降ってきたし。と、行かない理由の匍匐前進。
三軒茶屋は、わりと馴染みのある街で、好きなケーキ屋、焼鳥屋、友人宅、なんなら昨日お小遣いをくれた祖母も住んでいる程度には、関わりのある街である。
やっぱ、いきたくないな。
後悔先におヌシ。
21:33に三軒茶屋に到着し、Googleマップでは3分で到着とのこと。246沿いに向かっても、世田谷通り沿いで向かっても、もれなく迷うだろう。3分でなんて絶対に辿り着かない。絶対、だ。私も2人に道を聞いて、21:50に入店。
ちょうど下足箱から靴を出すおばちゃまが足をクリーナーで執拗に拭いている。ささやかな不安が過るが、「こんばんは!」と武器を持っていないことを証明し、本日の混雑具合、サウナの様子を事情聴取。「今日は2名で空いてるよ」と事実を淡々と、「サウナはスチームがすごく良いの、髪も肌もしっとりするよ。入ったことないけどね」誤認逮捕するところであった。
入店前に、クリスタルガイザーの550mlを購入したら、小さいのが転がってきて、軽い目眩。先を急ごう。
番台はおじいさんにも見えるけど、そうは言ってもやっぱりおばあさん。おやすみ中だったから「コ・・バ・ワ」と小さくご挨拶。例によって回数券をお渡しし、スタンプ台紙を渡す。「あー、まいった」、え?なんですと?「スタンプやってないですか?」「いや、やってなくもないけど、ちょっとね」「ちょっと・・?」「そこの青い巾着取ってくれるかな?」と。おばあさんが自力でスタンプを押すには、寝ていた身体を覚醒させ、番台を出て、脚立を降りて、ガラス戸を開けて、巾着を取り出し、巾着の中の蚊取り線香の缶カンに後生大事に仕舞われたスタンプとインクを出し、スタンプにインクをつけなければいけない。一大事。巾着にスタンプが入っているのではないかと、おばあさんの一言から推理を成し遂げた冴えてる私、ガラス戸から巾着を取り出しお渡しすると、スタンプを出してくれて「やっちゃうかな」と小声で仰ったので、引き取って自分で押した。「ありがとうございました」と言って番台からロッカーに向かうと、「そこ、ちゃんと閉めて」とピシャリ。ごめん、ガラス戸開けっ放しだったね、ごめんなさい。
ハッと番台に戻り、「今日はサウナやってますか?」と聞くに「完全ではないけどねえ」って謙遜かーい。完全なるサウナと、そうでないサウナ。なにが違う?
続く
しかもここヤベエ所じゃないですか。その勇気にトントゥ前払い!
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