望月湯
銭湯 - 北海道 札幌市
銭湯 - 北海道 札幌市
デカいからバスタオルなのか、バスタオルだからデカいのか。
主な移動手段が徒歩とチャリなので、荷物は極力減らしたい。そんな私を悩ませるのがバスタオルだ。なにしろ1枚放り込むだけでリュックはパンパン、サウナ帰りの買い出しは相当な制限を受ける。
導き出した答えは「レンタルバスタオルのあるところに行け」だ。
しかし裏を返せば「レンタルバスタオルのないところには行くな」となり、実際にほとんど足を運んでこなかった。たかだかバスタオルで素敵なサウナやお風呂との出会いを逃しているのではないか、と密かに悩み涙した夜もあった。
イノベーションの第一歩は常識を疑うことだ。
「バスタオルはデカい」という常識を疑った。身体の水分を拭き取れれば大きさは関係ない。フェイスタオル2枚と石鹸を携えて望月湯へ向かった。
かくしてイノベーションは起きた。
浴後の脱衣場に「バスタオルなんていらなかったんや!」という私の声が響いた。
フェイスタオルで十分だったのだ。レンタルバスタオルの有無を気にしていた昨日までの自分にsay goodbyeだ。「レンタルバスタオルの有無を気にしていた昨日までの自分にsay goodbye」という歌詞を盛り込んで曲を作りたいくらいだ。それを狸小路で弾き語りたいくらいだ。そしてスカウトされて上京したものの鳴かず飛ばずで札幌に戻って、南郷13丁目あたりでカラオケ居酒屋を開きたいくらいだ。
とにかくこれは革命だ。
私が俵万智だったら「フェイスタオルが バスタオルの代わりに全然なるねと俺が言ったから 3月14日はタオル記念日」と一句詠んだことだろう。
字余りも気にならないくらい久々の望月湯はよかった。
バスタオルでゲシュタルト崩壊w
町内会の温泉レクで引率のお兄さんから「出たぁ〜!ママに用意してもらったのかい、ボク?」とバスタオルをバカにされたのを思い出しました😣 悔しかったけど、今思うと銭湯好きの人だったのかもしれません。
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