望月湯

体調：だるさ頂点
天気：雨！夜に晴れ！
入浴時間：19:00～20:50


【リベンジ望月湯！“こだわり”を捨てととのう】


悪天候と仕事疲れ、加えて月イチのアレがそろそろ来るせいで眠気がヤバい。なのに眠れない。座椅子でごろごろしつつ、今日も何もせず一日が終わ…らせてたまるか～！！
仕事帰りに月見湯に寄ろうとしたものの、緊急事態宣言からの終電繰上げを知り泣く泣く断念した昨日のおかげでお風呂の準備は整っている。今から行ける近所サウナ…常連で嫌な思いをした望月湯を思い、唸る。
私は消極的で行動力がない。だけど、人生の岐路において猪突猛進に道を決断してしまうところがあるらしい。函館の田舎娘でありながら、家族誰にも相談せず札幌に引っ越したのも周囲に驚かれまくった。そんな経験を何度も繰り返して生まれたモットーがある。「行動すれば、何かしらいいことはある」…ここは決断時だ…よし、克服するぞ望月湯！！(大袈裟～！！)

体を清めつつ様子を窺う。どうやら、前回の常連はいなさそう。意を決して高温サウナへ。お2人ほどマダムがいたけど、すぐに場所を譲ってくれた。あ、優しい人たちだ…(場所取りはし続けてたが)(やめて！)
ストーブの前に鎮座。すぐに滝のような汗。時計がないからわからんが、割と短い時間で限界が来る。事前に熱い内湯でしっかり茹でられてるからだな…足先があったまる前に頭が熱くて退室しちゃう感じ。
水風呂はその足先が痛くなるほどキンキン。バイブラの威力もすごい！やっぱ水風呂が強い入浴施設は信頼がおける～！
そして望月湯で一番好きな魅惑の外気浴へ。高い壁に囲まれた空に飛び立ちながら、有線で流れる演歌にきりもみされて揺られる感じ…
こりゃすごい…望月湯、やっぱり脅威のととのい力～！！！最高。常連さんも、お気遣いの声とかたまにかけてくれて前回の悪夢を忘れさせてくれた。
20時過ぎから若い方が増える。前回常連の存在で入るの躊躇した高温サウナへの渇望が強かった私の視界に、高温サウナへ入りたがってる女性が映る。譲って3セット目は塩サウナ。しかしもともと低温でじっくり蒸されるのが好きなのを忘れてた。塩サウナの方が温まり方が合うな？！高温サウナにこだわらなくてもよかった。
最後も外気浴で締め。常連嫌だなあというこだわりも、捨てたからこそその先にあった最高のととのい。望月湯、克服！また来るぞ～！！
そういえば砂時計何分なんだろと思い塩サウナで数えてみました。どうやら5分っぽい。そして月見湯と望月湯で学んだこと。銭湯サウナは夜が快適！
チョコモナカジャンボかじりながら歩いて帰宅。次は上級者向けと名高い、鷹の湯に挑戦したいな～！

奥歯の詰め物が取れてしまったので
「ああ、歯医者に行かなきゃな」と思っていたら30年も経っていた
カッコ悪いので30年前とは別の歯医者に行って
そう言ったら初対面の歯科衛生士は遠慮なしに爆笑しやがった

久しぶりと言えば望月湯もだ
駐車場に入れぬまま１年以上経っていた
そしてこの日は駐車場に空きがあった

歯医者もそうだが久しぶりすぎて新鮮だ
みんなにとっては「いつもの」望月湯なのだろうが
僕にとっては望月湯（デジタルリマスター）なのだ

望月湯にはエンターテイメントが欲しいときに来る
いつも満足して帰る
エンタっつてもディズニーとかUSJとか「照れくさく」なるのじゃなくて
札幌なら「中島こどもの国」
東京なら「としまえん」
福岡なら「かしいかえん」
ジャパニーズトラディショナルの優しい系のが欲しいよね
もれなく閉園しちゃったけれど心配ない
望月湯はいつも流行っている

宝寿湯（薬湯）は寝湯と超音波に分かれている
効能書きは擦り削られてほぼ読めないけど安定の「適温」だ
清めたあとはここから始めるのがおススメだ
流れ風呂の主浴槽
ヘリに腰掛けている人がいたら多分サウナ待ち

待ってでも入りたい多湿性のサウナ
そのサウナから全開シャワーヘッドぶち込み式水風呂を挟んでの
露天スペースぅぅぅ！電飾ぅぅぅ！
これを「エンタ」と呼ばずして何と呼ぶのか！ってことですよ旦那さん
耳にこびりつく「癒しの音楽」が今日もトランスを加速させるんだ
猿に教えちゃダメだからね

今日も「楽しかった」
脱衣所でニヤけが止まらない
扇風機の風を浴びているおじさんも幸せそうに微笑んでいるじゃないか
目が合う
「ニコリ」ちょっと微笑んで「ペコリ」軽く会釈
大人のマナーだ

パンツ履いてTシャツ着て
ドライヤーに目をやる　コイン式だ

また目が合う
今度はおじさんが「ニコリ」ちょっと微笑んで「ペコリ」軽く会釈
「お、おぅ・・・」イヤな予感がする

僕とドライヤーを結ぶ直線上に
風を浴びているおじさんが存在しているものだから
そしておじさん、ずーっと風を浴びているものだから
ドライヤーを見ると
「にこり」「ペコリ」が生産される装置が出来上がってしまった
髪を乾かしたいだけなのにね！パトラッシュ

友達の結婚披露宴じゃないんだから
「さっきからやたらと目が合うのよね（はーと）」
新婦側の友人席のあの娘じゃないんだから
おじさん！僕はノン気です

結局、濡髪のまま望月湯を後にした
今年の札幌はとても寒い
望月湯はこの日も「エンタ」だった