【閉店】湯めらんど
温浴施設 - 北海道 札幌市
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「行きたいときがサウナどき」を信条としているが、閉店が迫っている中で悠長なことは言っていられない。吹雪の中、湯めらんどへ。
開店直後のせいか人は少なめ。
「もう少しでここに立ち入ることすらできなくなる」という悲しさと「この時間をしっかり謳歌しよう」という力強さがせめぎ合った。
不謹慎にも、余命幾許もない祖父を見舞った日のことが思い出された。
祖父は非常に優しい人だったが、同時に厳格な一面があり、礼儀や言葉遣いについては何度も怒られた。
そんな祖父が癌に侵され、医師は我われ家族に予後6ヶ月と告げた。
病床の祖父を前に「もう少しで顔を見ることもできなくなる」という悲しさと「この時間をしっかり謳歌しよう」という力強さがせめぎ合った。
いずれにせよ気の利いた言葉など出るはずもなく「具合はどう?」と尋ねることしかできなかった。
すっかり痩せ細った祖父は、しかし力強く口を開いた。
「また菅原とエロ話がしてぇなぁ〜!」
厳格な祖父が、だ。
「また」ということは、これまでにも菅原とそんな話をしていたのだろうか。
つーか菅原って誰だよ。
多くの謎を残したまま、半年後に祖父は逝った。
いまだに菅原が何者かはわからないが、祖父は身を以て「男とは最期までバカな生き物だ」と教えてくれたのだ。
ひとりきりの高温サウナ室でそんな思い出に浸っていたところ、ひとりの紳士が入室してきた。つい局部に視線を向けてしまうのは私の悪い癖だ。
さらに悪いことに内心ほくそ笑んで思うのだ、「勝ったな」と。
男はバカな生き物なんだ。
ほぼ、ほぼ負けてますよ。。 たまに来るお子さんにだけは偉そうにしますが。。 まさかその現象をチョイナチョイナと言うのではないだろうか??? 悠長にいましたがそろそろ行かねば。。。
🤣🤣
今度はほぼ祖父と菅原の話でワロタ
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