【閉店】湯めらんど
温浴施設 - 北海道 札幌市
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涙を堪えながら、改めて入り口に掲示された告知文に目を通した。
「2021年3月20日をもって『営業の終了』と、させて頂きます」(原文ママ)
「閉店」でも「廃業」でもなく「営業の終了」とわざわざカギカッコつきで記されている。追い詰められた末の苦しい決定ではなく、自らの判断で清く幕を降ろすという意思がそこには感じられないだろうか。
どんな言い回しをしようと事実が変わるわけではない。故に言葉の選択は大事だ。
事実は変わらないが、言葉から受ける人々の印象、心象は可変的だからだ。別れを前にした時、その事実は変えられなくても、せめて幾許かの希望や光を感じたい。
例えば昨今のアイドルグループはメンバーの脱退を「卒業」と称することが多い。
物は言いようと切り捨てるのは容易いが、それが当事者たちの心を少しでも軽くしているのなら、外野がとやかく言うのは野暮だ。
思えば少年時代、マンガの最終回には
「ご愛読ありがとうございました!○○先生の次回作にご期待ください!」
という一文が添えられていた。大人になり、これがある種の社交辞令だったということを理解した。
編集部的には
「アンケートの結果がクソなので急遽打ち切りました!終盤の展開が強引ですいませんでした!」
くらいの気持ちだったろう。でも、作者、読者に希望を与える言葉を並べてくれていたのだ。
そんな言葉を信じ切ってガチョン太朗先生の次回作を待ち続けた少年ですが、おっさんとなり今日も湯めらんどでいい塩梅になりました。
大相撲刑事!
お風呂とサウナの内容が全く無いww でも確かに社交辞令、大人の階段登るーですねぇ・・
きょうも読み入ってしまいました😆💕
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