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【閉店】あさひ湯津島 (旧旭湯津島)

温浴施設 - 愛知県津島市

サウナンダー

2020.08.14

8回目の訪問

昨日午前に訪問。ずっと我慢していた誘惑に抗えず暑さにまかせて併設されている禁断の1000円カットにチャレンジ。

残りの人生で髪を切る回数を概算で200回とし(禿げるリスクは除外)、これまで行っていた美容院でのカット料金との差額が4000円とすると、もし今回のチャレンジに成功したら、800000円が浮くことになり、旭湯津島換算すると1333回分になる、つまり、毎日通ったとしても4年分ものサウナ資金を獲得することになる。

事前に1000円カットの情報を入念に調べたところ、どうやらイメージする写真を見せると成功確率が上がるらしいということを言っている人が複数人おり、ならばと「30代　ショートおしゃれ」で画像検索し、イケメンモデルの髪型をスマホに保存し、これで半ば勝利を確信して意気揚々と旭湯津島へ。

スマホを握りしめ、券売機でカットのチケットを購入し誰もいない理髪店へいざ入店。暇すぎなのかスマホを見ていた40代くらいの理容師さんがいたので、この方が切ってくれるのかと思ったら、奥から結構ご年配の女性理容師さんが出てきて、着席を促される。

着席すると、どうしますか？と聞かれたので、一瞬躊躇したものの、成功者の金言を思いだし、握りしめてきたスマホでイケメンモデルの髪型を提示すると、「あ、結構切りますね、分かりました」と一言、もうあとは理容師さんを信頼して待つのみ。視力が悪いので、眼鏡を外されている間は途中経過も分からない。が、結構リズムよくハサミを入れているので、気分としては9回裏、5点リードであとは打者3人押さえるだけ、勝利は目前だ。

果たして10分後、終わりましたよ、の合図で眼鏡をかけ、緊張のご対面。目の前の鏡に映し出されたのは、30代おしゃれショートカット…ではなく、両津勘吉。あまりのイメージとの乖離に言葉を失う。現実は厳しい。厳しいがこれが現実だ。どこかの野球チームのように9回裏5点リードでも6点取られて負けることだってある。受け入れて前を向くしかない。

幸いなことに、理容室を出ればすぐそこにサウナと水風呂が待っている。両津勘吉として生きていくことを受け入れれば、これからこのサウナと水風呂が我が物になると思えばこれからの人生両津勘吉になるのも悪くないだろう。中学生の時に、授業中にこち亀読んでたら見つかって没収されたっけ、あの時の自分に将来サウナにとらわれて両津勘吉になるんだよって教えてあげたい、などと考えていたら自然と涙が溢れてきて、旭湯津島の優しい水風呂にまじり、排水口へ吸い込まれていった。

男