ロシアのパブリックバーニャを体験! 超巨大ストーブの鎮座する「レスアナ ポリアナ」でバーニャの作法を学んできた

ロシアのパブリックバーニャを体験! 超巨大ストーブの鎮座する「レスアナ ポリアナ」でバーニャの作法を学んできた

こんにちは、バーニャキャンプです!
まちがえた!Sauna Camp.です!バーニャ最高!!

さて今回はウラジオストクのパブリックバーニャ、公衆浴場のレポートをお届けします。
とにかくカルチャーショックの連続…開いた口が最近やっとふさがりました。

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今回訪問したパブリックバーニャ「レスアナ ポリアナ」。レジャー複合施設の一画にあります。バーニャ以外にも、プールやスキー場、ホテル、結婚式場にナイトクラブまで併設された巨大施設!家族や友人たちと1日過ごせる場所ですね、相模湖ピクニックランドみたいなイメージかな。

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受付にはバーニャグッズがズラリ。この時点でワクワクが止まりません!ハットやミトン、マッサージオイル、必需品であるヴェーニクもここで買うことができます。バスタオルと館内着、サンダルを受け取って中に入ります。なぜか日本人形が飾ってありました、謎。

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入口の案内板がえらいことになってた…。「なんということでしょう!殺風景だった案内板が、匠のヴェーニクでフォトジェニックに!」といったところでしょうか。
ありがとう、匠。でも案内が読めないよ、匠…。

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オリジナルのハットを購入して脱衣所へ。
ロッカーは電子制御のオートロック式!日本でもおなじみのリストバンドで開けます。
浴室内と脱衣所のあたりにスタッフが常駐していて、リストバンドで飲み物やヴェーニクの注文をすることができます。システムも日本と似ていて快適ですね!バスタオルを巻いて入室。

ヴェーニク専用カランに衝撃

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一歩足を踏み入れた瞬間、衝撃!なんだこれ…!?
はじめは洗体スペースかと思ったけど、様子が違う。
ここ、どうやら乾燥ヴェーニクをお湯で戻す専用カランのよう。
みんな入ってくるなりヴェーニクを浸けて戻してる…。
日本では絶対に見れない光景にしばし茫然。
ちなみに洗体スペースはというと、シャワーが2つあるだけ。シャンプーなどの設置もなく、ほとんどの人は身体を流すだけでした。

2-07引用: Лесная поляна

このバーニャでは薪の「ロシア式バーニャ」、電気ストーブの「サウナ」、トルコ式の「ハマム」、そして水風呂、ジャグジーつきの風呂などを楽しむことができます。お目当てはやっぱりロシア式。ヴェーニクをカランで戻している間に、まず1セット楽しむことにしました。

超巨大ストーブは狂暴な熱さ!

1-5引用:Лесная поляна

衝撃。なんだ…この大きさは…!!
ストーブから発せられる尋常じゃない熱のパワー、低い天井、よじ登るような高さの段差…すべての要素が相まって、尋常じゃなく熱い…これがロシアのバーニャか…!!

我々が入った時は、先客がロウリュ中だった。屈強なロシア人さん、巨大ポリバケツにたっぷり入ったヴィヒタ水を上部ではなく、横にあいた穴に向かってドゴーーーーン!!ジュブワァーーー!!!というのを繰り返していらっしゃった(ぐぉぉおおお熱い)。

ストレンジャーの我々は、しばし現地の方々の楽しみ方を観察して勉強させていただくことに。現地の方々はヴェーニクを持ち込み、まずはストーブ上部にロウリュ。その蒸気でヴェーニクを温め、全身くまなくパシパシ叩く。身体が温まり、綺麗になったら退室、シャワーか水風呂へ。別のパターンとして、横穴からガンガンにロウリュしてからサウナ上段に腰掛けたり、寝そべったりしている。とにかくずっとロウリュしてる印象でした。

2-09引用:Лесная поляна

写真では大きさ伝わりにくいですが、このストーブ高さ1.3mくらいはあったと思います。熱源は薪、ときたま別室からくべる音が聞こえる。これ、目算ですがサウナストーン1トン~2トン弱あるのでは…。マルシンスパのIKIストーブが大体500kgくらいと聞いた覚えがある。量がハンパないので、いくらロウリュしてもパワーが落ちることはないようでした。すごすぎる。

水風呂は15℃、意外に入りやすい温度設定!

2-10引用:Лесная поляна

身体がグツグツにあったまったので、水風呂へ。水温表示は15℃、もっと冷たい設定なのかとおもったら、意外と良い塩梅!うひゃーー気持ちいいーーー!!現地の方々を観察すると、じっくり長く入る方は少なく、バシャバシャーー!!て潜ってサッと出る方が多かった。そして、シャワーだけで済ます人も多い印象だった。日本人の方が水風呂の時間長いかも?

バーニャは社交場、ハラショー!

2-11引用:Лесная поляна

ぼくたちがヴェーニクを温めようとすると「ちがうちがう、それでは葉が焦げる。こうやるんだ」とおじいちゃんが教えてくれたりしました。ロシア語は挨拶程度しかできないため、ジェスチャーで。

そして、明らかに軍人さん、ていうかほぼザンギエフみたいな屈強なロシア人が「ハラショー!?」とデカい声で話しかけてきてくれました。ハラショーは最高だろ!?みたいな言葉ですね。笑顔で「ハラショー!!」と返すと、お互いなんだか楽しくなって、10回くらいハラショーのエール交換に…笑。なんだか嬉しい交流だったなぁ。マナー違反してスクリューパイルドライバーされずに済んでよかった。たぶん即死する。

5歳くらいの男の子がちょっと渋い顔で、お父さんにヴェーニクでパシパシされている光景も。「日本のお風呂で100数えさせるのと同じかな?」なんてと思ったりしました。うーん、貸切バーニャもいいけど、やっぱりパブリックは文化が見えてよいものだなーー!!ハラショー!!

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読めないけど「人のヴェーニクを勝手にとったら罰金1000ルーブル!」みたいなことなんだろうなぁ。ザンギエフさんのを盗ってたら首もげてたと思う。しかし読めない注意書きって怖いな!日本のサウナや銭湯も多言語対応しないと、海外のお客さんは多分コワイ。

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そういえばサウナハット、みんな被ってました。こっちでは当たり前なんですね。「ウィスキングマスターくらいしか被らない」みたいな噂も聞きましたが、少なくてもウラジオストクでは大人も子供もかぶりまくってました!ミトンはヴェーニクを温めるときに手が熱くない用らしい、使ってる人もチラホラいました。

個人的におもしろかったのは、全裸にバスタオル派と水着派がいたこと。人によっては裸に抵抗があるのかもしれません。何か他にも理由があるのかな…?

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こちらはリクライニングルーム。日本とかなり近いですね。
電話してる人もいてユルい雰囲気でした。

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キッズルームがあるなぁと思ったら、なんとお父さんお母さんがバーニャやマッサージを楽しんでる間、赤ちゃんを預かってくれるサービスがあるそう!すごいなーー日本にもあったらいいのに!空港にもキッズスペースがあったし、子育てにはいい街なのかも。

パブリックバーニャは、文化に触れる場として最高

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帰りがけ、入口でタバコを吸っていたウラジオストク民が話しかけてくれた。彼は英語が話せたので「ウラジオストクで一番良いバーニャはどこかな?」と尋ねると「知らないな。僕はここが最高だと思ってるし、ここ以外特に行きたいとも思っていない。貸切バーニャは高いしね。ずっとここでいいよ、最高だったろ?」と答えてくれた。うん、確かに最高だった。しばらく雑談して「スパシーバ!」とお礼を言って握手した。文化を知るにはやっぱり公衆浴場は最高の場所だと思う。ここは清潔で行きやすいと思うので、興味持った方はぜひ!

次回はプロのウィスキング体験レポートをお届けします!

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2024.10.30 00:43
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