【閉店】湯あそびひろば 6・3の湯
温浴施設 - 愛知県 西尾市
温浴施設 - 愛知県 西尾市
オードリー若林のキューバ旅行記「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読む。完全同世代として思うのは、社会人前後からいきなり色濃く感じるようになった新自由主義的な風潮に、どのように感じとって生きてきたかが今後大きく道を分けるような気がしてならない。多少はそのコードを解読出来るようになっても若林と同様、未だに慣れないし滑稽に感じるもの。
20時、昔ながらのイイトコ、6・3入湯。今日も暑かったので、忘れずに水通しから始めた。今夜はサ室クソ熱、2セット目で10名でのアウフグース後、いつからロウリュサービス始めたのか聞いてみたら、ここのリニューアル前からだから10年以上だって。年季の入ったサ室が日々のサービスの良質さを物語ってます、おみそれしやした。5セットかまして、うきうきぶろで浮いてから塩ライチヨーグルトを飲んで帰宅。さっぱり!
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【読書まとめ・風呂とエクスタシー12】
日本の風呂史前半。日本には古来4つの風呂の系統がある。まずは京都・八瀬や、津島列島から瀬戸内海一帯に分布する「窯風呂」と、広島/愛媛の芸予諸島に集中する「石風呂」、ともに蒸し風呂である。これらは、構造も利用法も朝鮮で見た「汗蒸(ハンジュウ)」の直接の流れを汲んでいることから、まず朝鮮より瀬戸内海地方にもたらされ、筵(むしろ)に塩水を打つ習慣を見るに、のちに八瀬に伝搬したと考えるのが妥当と本書では見ている。ただ、同じ利用法でも、自然の洞窟を使って入る「石風呂」は世界でも特異な例であり、海水を用いるのもこの地方が始まりだと思われる。
今ひとつ注目すべきは、三重県だけに見られた「伊勢風呂」で、小屋で石を焼き、水を注いで湯気をたてる焼石型の熱気・蒸気浴である。度会郡宮古村の神事で未だかろうじて垣間見られる、日本では数少ないこの焼石型の蒸し風呂は、かつて伊勢地方の村々に見られたが、今ではほとんど姿を消してしまった。
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