上野ステーションホステル オリエンタル2
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
センチュリオン→3→1とそれぞれの異なる味わいに静かな驚きと喜びを覚えてきたけれど、ついに上野ステーションホステルオリエンタル2に。都度想像と異なる発見がある。今日もまた。オープンでシームレスでツルツル。一筋縄ではいかない。
古き中身を包み隠す新しげないつものオリエンタルの看板。EVを降りるとすでにこれまでと何か違う。アングラ感がない。明るめ。女性スタッフさんがハキハキしてて丁寧。先に受付してから靴箱の鍵もらって靴箱しまって鍵を返してフェイスタオル二枚とロッカーキーをもらう。いきなり知ったかぶりしがちな自分を裸にするトリッキーな一撃。そして、セルフでガウンを持つも、自分のロッカーが見つからない。見渡す限り四桁なのに自分は0から始まる三桁。どこだ。全部見て回って最後に辿り着いた一番手前のエリアだった。やりおる。
念のためガウンを着て浴場への矢印を見て曲がると即棚。即浴場。扉が開いてて廊下や休憩室とまったく空気が変わらず。シームレス。そこに風呂があることに頭がついてきてない。入口の洗濯機の回る音。そして、窓。すぐそこを電車が走るのが見える。冷たい風も入ってくる。とか意識をどこかに向けて歩くと滑る。ぬるぬるじゃない。つるつる。床には模様のような謎のコーティング。小股で足の裏に力を入れて歩いていたら、少し足がつった。滑り止めすらあるはずの浴槽への階段の縁にもつるつるコーティング。気をつけて。なんと、くる前からすっぱいものがほしいの、とイメージしてたレモン水が、ない!そんな!
天照温泉。ボタンでバイブラもジェットも一斉にどしゃーっ。その勢いも熱さも他オリより弱め。見上げると梅桜菖蒲孔雀などの絵の和風な天井。オリエンタル。
#サウナ
奥行きのある縦長なサウナ室。奥にだけ三段、横は二段。板剥き出しの上に距離をとって敷かれたマット。ビート板を持って入室。ikiストーブ。ロウリュの甘い残り香。他オリより熱さも穏やか。熱いけど灼かれる感じはなくて入りやすい。二セットは奥の下段に高齢の方があぐらかいて座られていて、長老みたいだったので、その後ろの三段目に行く勇気はなかった。三セット目にようやく貸切で三段目へ。座ってみると天井めちゃ近い。拳二つ分くらい。天井の歪みがよく見えて、熱を受け続けた歳月を感じる。
#水風呂
15度台。無機質な水質と冷たさ、上野らしくていい。動きがないので熱々の体はすぐ羽衣を纏う。羽衣って響き、好き。
#休憩スペース
椅子が四つ。常連な高齢の皆さんはほとんど座らないのでガラガラ。窓からの電車の走る音と冷たい風がいい。放心。
サウナ飯は寿限無のパイコー担々麺。サウナ後のはしご系、たまらん。
男
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