地図からサウナが探せる！

縄文天然温泉志楽の湯

温浴施設 - 神奈川県川崎市

つむぐ

2020.06.20

1回目の訪問

山の中にある湯治場にいきなりワープしたような。こんなとこにこんなとこがあるんだ。懐かしいのか新鮮なのか。ナチュラルなのかスピリチュアルなのか。縄文なのか昭和なのか。いろんな不思議に包まれながらもどこかデジタルからは距離を取りたくなる。そんな南武線は矢向、志楽の湯。

縄文天然温泉って何だろう。皆さんのサ活で気になっていたら、我が家のおかみさんからもここのご提案が。昼過ぎ渋谷で踊り子さんを終えたおかみさんをピックアップして。矢向は案外東横特急で武蔵小杉を経由したら遠くない。

川崎らしい街並みを抜けてたどり着いたのは、自然公園？森？知らない家の庭にこっそり忍び込んでるよう。進むと木々に溶け込んだ古民家風旅館のような建物が。入口の木鹿の親子がかわいい。中は暗い。というか、余計な照明がほとんどないというか。山奥の親戚の家を勝手に冒険する感覚で見て回る。ぎしぎし軋む渡り廊下を経て浴場へ。ちなみに今の時期この渡り廊下に夜暗くなってからくると出会えるものがある。ほとんどの人が気づかずに通り過ぎていくけれど、私は出会えてとても嬉しかった。

浴場が思ったより広くて驚いた。暗く落ち着いた自然観を大切にした造り。奥まで行くと広く大きな温泉風呂にテンション上がる。湯治場感。化石海水の褐色でしょっぱい温泉。気持ちいい。こんなに広いと周りを気にせず浸かれる。で、熱すぎずぬるくなく、何にも考えずにぼーっとしてたら半分寝た。

味噌桶風呂というのもあって、ここは無色のお湯だけどこれも気持ちよかった。味噌のような香りがふっと鼻を抜けるときが幾度かあった、と思うんだけど、気のせいかな。。。

露天風呂はあえて自然のごつごつを再現されているようで、温泉の中も気をつけて歩かないとつまづく。奥の方がおさまりいい感じ。

#サウナ
素朴に古い木材を活かしたドライサウナ。90度。長くいられるいい熱さ。ビート板マット持って入る形式。ただ古いというだけでない独特の渋い香り。所々板がぎしぎし沈む。強く踏むとバキッと壊れそうなのでどうかお気をつけて。

#水風呂
勾玉？のような不思議な形の水風呂。14度表示。17度くらいの感覚。つまり気持ちいい。2.5人サイズ。

#休憩スペース
室内にベンチや丸太はいくつかあるけれど、やはり露天で休みたい。でも露天に椅子はなく、おさまりのいい木か石を見つける必要がある。露天に出て左側手前にある古い丸太的なのかその奥の平べったい石が安定した。自分も木々に溶け込んでしまいそうな、そんな安らぎ。

サ飯は志楽薬味ぶっかけそば。美味しかった。

まだ山奥の湯治場から帰ってきて森に溶けたまま。ふわふわ。きょとん。