妙法湯
銭湯 - 東京都 豊島区
銭湯 - 東京都 豊島区
乾いて砕けそうな心が、水を、やさしさを、温もりを求めた。だから椎名町は妙法湯に。のれんをくぐると淀んだものが消え去るほど明るく綺麗で、ふわーっとうきうきした。自分の家のような気取らない安らぎ。金曜日15時過ぎの開店直後。それでもお風呂場にはそこそこ賑わいが。入口から脱衣所からお風呂場までとにかく新しくて綺麗。そして木材をベースにしていて暖かい。カランも軟水と硬水それぞれのコーナーが。軟水のお湯を桶でかぶったらトゥルントゥルンで驚いた。楽しい。名物の軟水炭酸シルキー風呂はずっと入れる温度。みんなじーっとずーっと入ってた。やさしいのに気づくと体がじわじわざわざわ騒いで効果感じたし、電気風呂のパワーもかなりのもので、でも新しい製品なのか強弱つけてくれて、あと分散しないで腰まわりに電気が凝縮されて伝わる高性能感を感じた。今日はジェットは入らなかったけど、飛ぶ勢いとの話も。お風呂場にもサウナにも流れるジャズもまた心豊かにしてくれた。
#サウナ
入った途端とてもいい新しい木の香り。そしてとにかく綺麗。美しい。明るさも落ち着く。開店後だからかほとんど独り占め。いいわぁ、いいわぁって何度も独り言言ってた。
3回入って1回目は開店後だからか100度表示で、実際そこまで熱くなくゆったり。でも2回目は108度。おぉ、やさしい空気でがっつり熱い。そして3回目は112度。いい。熱い。でもいい。芯から深く熱くなれた。
#水風呂
衝撃的にとろける素晴らしい軟水。これまでも思ってたけど、軟らかければ軟らかいほど、水って甘い。さすがに水風呂の湯船の水は飲むものではないのに、口が「その水入れてくれぇ!」と言ってきかない。19度。水風呂の半分は体を伸ばせる深さでしっかりバイブラで結構冷たい。もう半分は1mの深さで動きなくたっぷりいい水に包まれる。すごい。一つの水風呂で二度美味しい。文字通り、いい水風呂って、飲んでなくても美味しいって言葉がしっくりくる。何度頭と顔にかけても足りない。素晴らしい水風呂だった。
#休憩スペース
水風呂後に休める椅子は特にない。カランの前の洗面椅子かお風呂の縁。しっかり水を拭いて脱衣所の椅子か。カランとお風呂の縁で休みつつ、体がサウナと水風呂を求めるからあまりゆっくり座っていられずサウナに入ってしまう自分だった。
帰り際ご主人が「水風呂は冷たかったですか?」と声をかけてくださった。「もう素晴らしかったです。放心状態です笑」としか言葉が出てこなかった。
感謝の気持ちでいっぱいになりながら、椎名町駅前の、立ち食いそばの名店南天で肉そば。美味しい。汁まで飲み干した。
男
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