サウナ即身仏卍

2020.09.30

1回目の訪問

彦根で仕事を終え、バイクを琵琶湖側に走らせる。今日は先輩が留守のため、どうせならいつもは行かないサウナを目指す。
道のりは随分と長く、メロスよろしく日没ぎりぎりに到着。入浴料金は千円とお高めであり、早くも来たことを後悔しはじめた。
入場すると、薄暗くしかし見えなくない範囲の出で立ち。左右に低温、高温サウナがあり、疲れを癒そうという心遣いがありありと見える。
まずは低温サウナに入る。入り口に室内湯を延長した川と、それを渡す橋が粋を醸し出す。なんと座椅子が存在しない。大画面のテレビがある中、寝転ぶためのマットがそこかしこ。低温サウナでここまでの広さは見たことがない。
たっぷり時間をつぎ込み、水風呂へ向かう。水風呂にジャグジーか......珍しいな。そうひとりごち、水槽内の階段を下りる。1段、2段......3段!?ふ、深いッ!!なんだこの水風呂ッッ

次に高温のサウナに入る。横に長い室内の両端にストーブがある。テレビは......無い!?この照明の暗さ、そしてこの素晴らしい情報量の少なさ!!私の求めるサウナはここだったのか!?最近は8分以内の短いサウナばかりであったが、この高温サウナは私を捕らえて離さない。ここは私という獣をピンポイントで捕獲する檻罠だ。
サウナから命からがら抜け出すがしかし水風呂の深みにはまる。満身創痍の中、露天スペースでただ ただ エクスタシー。
千円どころか言い値でどうだと言わんばかりの掌返しを見せつけ店を出る。

真っ暗になった道を駆け抜けると、草のにおいを鼻が捉える秋の訪れ。

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