玉光湯 ひじりのね 伏見店
温浴施設 - 京都府 京都市
温浴施設 - 京都府 京都市
私はバイクと共にいつもの通勤路とは違う、狭くしかし車通りの多い道を走る。何故かというのはいうまでもなかろうが、あえて説明をすると、仕事中に毛虫の大群に撃ち抜かれた、である。
最近の流行りであるラグビーのラガーマン達は怪我をしてもやかんで水を掛けたら治るらしい。
私にしてはやかんの水をサウナと置き換えて差し障りはない。サウナで解毒は完遂できる。
なにも考えることなくタワーサウナに入る。広い。まるでドームの観客席だ。ここまで広いと熱を保つのにも費用が掛かりそうではあるが、2基のヒーターが働いている姿が頼もしい。
しかし残念なのは民度の低さか。他人の迷惑にならぬよう、看板や放送で呼び掛けているのにもかかわらず、大声で喋る者の多いこと。これはサ活云々以前の問題である。おおよそ文明人とは程遠い。
雑音にうんざりしながら外へ出る道すがら、フィンランド式サウナが視線を送ってきたのがわかった。私としては湯に浸かり、この低俗な空間から足早に去りたかったのだが......フィンランド式、というところに惹かれた。
中に入ると、はて?暑くないぞと気温計を見てしまう。針は70度前後をさしている。これは長く熱を楽しめるじゃあないか。
5分ほど入っていると加速度的に熱がやってくるのがわかる。気持ちが良い。このサウナにはテレビもなく、サウナにだけ集中していられる。気持ちが良い!
露天スペースに出ると半分近くが外気浴スポットであることに戦慄する。椅子や寝転び用の畳がそこかしこにあることに、オーナーの愛が現れている。
今回はタワーサウナ1回5分、フィンランド式サウナ3回20分の4セットであった。
私は最後に一番静かな湯に浸かるまでがサ活であると考えている。サウナのことばかり気にして湯を蔑ろにするのは礼儀に失すると考えているからである。
どうやらここでは露天風呂が適任のようだ。適度に熱く、そして三重県から来た温泉成分が私をととのいへ連れて行ってくれる。
一時はどうなるかと思ったが、全体的に評価が高い施設である。そして私は自販機へ向かう。今日は水曜日。そう、水曜サ活の日である。自販機が計5台あるのは行きしに確認済みである。いざイオンウォーター、さああ!
ないのであった。
山吹怒りの通常サ活。
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