野天湯元 湯快爽快 ざま
温浴施設 - 神奈川県 座間市
温浴施設 - 神奈川県 座間市
四月になりました
本日は毎月一日
町田天満宮がらくた市もほどなく開催。
『本気』の方達は早朝よりお出でになり
曰く、明るくなる頃には終わるそうですが
私はいつも昼下がりの 業者さんによっては片付けを始めてしまう頃に、境内を回り始めます。
陽射しは強いですが、気持ちの良い天気のなか歩いていると、色の違う売り場が目に入りました。
伺えば はるばる山形の方からお越しになったというご高齢の御夫婦のお店。
当たり障り無い古銭から良いアイヌ彫りのマキリ、弓矢の矢、しっかりとした古鉄の長十手?鉄鞭?等 私の行く近場の周辺では並ばない道具達。
そんな やおよろず並ぶなか、キリッと光ったのが
香炉
手に取らせてもらうと軽く、色味に反して焼き物。
四つの末広がりの上に龍が巻く面白い図。
上から覗けば菱形とこれまた良く、香を焚けば昇る香煙に龍は雲龍へ。
口内の造形も誤魔化さず気に入りました。
お話しさせてもらうと、お婆様女医先生宅から色々と出てきた一つだそうで
愛でられていたのでしょうか、龍の細やかな造形の角が欠けていて、白い無垢の磁器の肌がみえてしまっていました。
また、扇の四つ脚の一つも欠けていて、面白い事に現代の接着剤、いわゆるボンドではなく
『膠』で、やっつけで留めてある。
壊れてしまった時代、直された時代も感じます。
くっつけたのも奥様なのか、旦那様なのか
考えるのも面白い。
香炉でよくある砲金やらの金属ではこうはならないのですが、趣も変わりますから難しいところで
軽やかな扇の造形ならば間違いなく、鋳物では無い方が良いだろうと私も思います。
これだけ愛でられていながら
しかし、蓋を開けるも残り香は聞こえず、灰は感じるのに色々と不思議です。
さて、この香炉もお世話になっている骨董友達に狡猾に修繕してもらって、楽しみ癒されたいと思います。
いつだかのサボテンと合わせた龍の水盤も実は脚が一つ無かったのですが、もはやレントゲンの世話にならねば壊れを認識することは出来ません。
ここ数年、ROCKに伊達になった品物が、繭山家の様な達者な直しで帰ってくるので、芯のある壊れ物を市でリーズナブルに探し歩くのが楽しみのひとつです。
それでは、本日の締めは同じく末広がりの飾り窓
大好きな“座間”へ。
もちろんラストまで、ヨロシクお願いします。
※久しぶりにエレベーターで上に向かったので、私のざまの定番『ぺったん』は帰りに拝借。
近所の6歳になるわんちゃんのお腹の具合が少々優れない事を思い出し、大丈夫かなと心配。
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