極楽ジョージ

2022.09.19

1回目の訪問

暇な一日、ハイカカオのビターチョコレートを齧り、ラム酒を舐め、再びチョコレートを齧る。
地球を回る感情のない衛星のように
惰性運動を初夏から夏の終わりまで繰り返していた。
私の感情はほかのところに居り_蝉が長い眠りから覚めては死んでゆく季節の間において_身体とは別々の時を過ごした。
ありていに言えば、心ここに在らずであった。

Although (アールゾゥ)
このままではいられない
失った心を取り戻す必要があった
そんな心持ちで私はサ活を再開した。

久々のサウナに心躍る ココロオドル
Enjoy 音楽は鳴り続ける
It’s join 届けたい 胸の鼓動
ココロオドル アンコール わかす
Dance DanceDance レディゴー!

台風が列島に近づく日
車を飛ばしサウナに向かった
自動受付機によるスタッフを介さない入館方法に一瞬戸惑いつつ、大浴場に足を踏み入れる
第一印象は室内の開放感と明るさだ
正面の窓が露天ゾーンに面していて、光が取り込まれる
露天ゾーンに出てみれば、散りばめられた植栽や、温泉と同系色の黄土色のブロックで構成された浴槽、ベンチとが並んでおり、まるで小綺麗な公園の中にいるようななんとも雅な気分にさせてくれる。
ここ好きかも。

身を清め、サ活開始
サ室は広めだけど、連休中の夕方だけに満員気味。扉を開けた後、2〜3歩程度の通路(もちろんここもサ室内のスペースなのでしっかり暖かい)があり、ここで席が空くのを待つことができる。何気ないこの小スペースがいい仕事していて、席待ちの間に体が冷えないし、人の出入りによるサ室の温度低下を緩和してくれている気がした。
にしてもぎっしり詰め込まれた男たちの発する汗の臭い。夏の部室の匂いのようで懐かしい。
毎時30分に訪れるオートロウリュタイムが結構いい感じ。時間がくるとサウナストーブの周りが怪げな赤い光に包まれる。私の感情はひとりでに盛り上がり、心の中でマグマだ!マグマだ!と絶叫していた。
間隔をあけてアロマ水がストーンに放たれ、小気味良い音を奏でて部屋の中に充満していく。ロウリュによる熱気と共に、私の感情のボルテージは最高潮に達した。
3セットをこなし、最後の休憩へ。
露天ゾーンのラタン編み風のソファに寝転び深呼吸する。
台風が近づいていて、生ぬるい風がむしろ心地よい。外気で乾いた身体がこのまま砂になって、風で飛ばされてなくなってしまいそうだ。
そんな感覚の中、ひとり、ととのう
幸せすぎた。またこよう。

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