林和俊 【月刊&日刊サウナ・おふろの国】

｢そういえば最近サウナイキタイに書いてないじゃん。｣

暖色系ライトのチャコールグレーなカウンターの向こうから、小林薫を前田美波里で割ったような62歳のママはでん六の豆袋に手を突っ込みながら酒やけした声でぼっそりやや若い奴風に言う。

私は豆焼酎なるコーヒー豆を浸けた焼酎をちびり。


｢横浜だからね、三本コーヒーだよ。｣

またかすれた酸素濃度の低い土地なのかカウンターの中は。


・・・そんな謎の妄想から目覚めたら10月だった。

何度も何夜も、ニューシティに通ったのにね。

なんだろうね、人間って。

サウナトーホー。

この規模感や立地がなんとも好きで、

中にはいれば1階ロッカーから地下

浴室に降りる感じと浴室の音。

コンパクトながらも、湯船の温度が

いくつもあり、変わり湯もある。

クオリティの高いサウナ水風呂。

浴室隣のスナックのようなつくりの

レストラン。


シンプルながら素晴らしい設計と

まっすぐで王道な運営を感じます。

お盆休みは終わりましたね。

サウナーの皆さんのサウナレポを

読んでると目に浮かんでくるようで

楽しいですね。


世の中は元に戻りつつある深夜。

ニューシティの水風呂は

冴え渡ってました。


キリリと体を冷やせば、

エアコンは要りませんね。

生暖かい空気すら

心地よく感じます。

最高です。

世の中には色々な人がいるが、私も含めてしょーもない奴もいる。

だけど、人間って全ての面でしょーもないわけではないだろうと願いたい。

例えば、サウナイキタイに体験を書いてるが、実はサウナに入らずに風呂と水風呂で満足してしまい、サウナに辿り着かずに帰宅したにも関わらず、サウナに触れずに水風呂の話で終わらせる癖。これがバレたらイキタイから追放される罪。

そんな日々の苦悩を吹き飛ばす医師が現れた。

いや、性格には某バラエティに出演している学者だか医師だかに似てるという話で、9割くらいは誤報だ。

水風呂の前で濡れたタオルを背中や体のあちこちに、パチンバチン当てまくる。水が飛ぶわ。さらに冷水機ではうがいを連射、もう浴場の罪2本立て。そしてサウナに消えた。

もう、どうしょーもない。

サウナから出て来たら何をするのか。

私はなるはやで水風呂で仕上げて、帰ろうとしたら医師が出てきた。

なんと、頭からかけ水を何度もして水風呂へ入った。

なんだ、やる人なんだ。悪い人ではない。

私は何故か安らいでニューシティを後にした。

今夜の福富町は祭りのようなハイテンションだった。

いい事があった。良いことがあった。

ダメだった。失敗した。

毎日良かった悪かったの判定を

人間は細々と繰り返し、

でもある日、

それはどうでも良いことだった。

と気づく。

自分にとって汚点だったり、

悲しかったり

はずかしかったり、

あの頃の思いのままなんだろうけど、

それはもう時がたって、

自分の細胞も気持ちも入れ替わり、

過去はすべて、

「それでよかったんだよ」

と自分に伝えてほしい。

毎日を過去の日々を肯定してゆく。



そんなわけで、今日は良いことがあった。

ニューシティの水風呂は変わらず、

大きな大河のように私を受け止めた。

よく考えると、

福富町という欲望そのものの街で、

日常や生きることを取り戻す

男たちの大河なのかもしれない。

さだまさしは唄う。

男は大きな川になれ。






#悲しい
#横浜市
#うれしい
#さだまさし
#また乾杯しよう
#福富町
#メンズサウナ
#ニューシティ

「さーよならーバックミラーの中に～あの頃の君を探して走る～」

と浜田省吾の低い声と謎のステップが頭をよぎる深夜。

なんで、そんなに別れの歌を軽やかにハイテンションで歌うのか。

都はるみだって「さようなら、さようなら」の後には「元気でいてね」とこぶしを利かせながら優しくわかれたはずなのに。

そんなことを思いながら、福富町を歩くと今夜はちょっと元気がない。この街にもコロナの影響で自粛か。

そういえば、道路のまん中で車を停めて、後ろのパトカーにペットボトル持ちながらいちゃもんつけているオヤジがいた。

街には毎日なにかが起きてる。

14度表示の水風呂の、背中に冷水のあたるところに座りながら、あたまの中で浜省がアメ車を飛ばしながら、「さーよならー」と行ってしまった。

今日も極った。

この夏は沖縄に行かずにニューシティで沖縄フェアだ。

「やっぱりあなたはニューシティに行くのね！」

昔の小林旭でも出てきそうな映画の、それは夜霧の波止場で別れを言うシーンを思い浮かべた。

まあ、パターンからいうなら

「止めるんじゃねえ」

なんだか男はつらいよのオープニング妄想シーンのようだ。

しかし、現実ではやっぱり今日もニューシティが待っていた。もはや、福富町のランドマーク。

実は最近ささやかな良いことが続いている。

言えないくらいのささやかさ。いえいえ、思い出せないくらいの。

受付で額の体温チェックからのPayPay支払い。「ペイペイ！」と決済完了の後、二階に向かう途中「あたりー」と聞こえた。

中々ハイテンションボイス。

私は52番のロッカーをあけてこっそり4等を確認。目の充血を鏡で確認してたら、後方の朝黒い痩せた湯上がりシティ紳士が皮膚薬を首から全身に塗りながら、ぺちんぺちんと何故かおっぱいを叩いていた。

そんな日常からのシティ水風呂は快調。

福富町サイコーですね。

「またニューシティに行ったのではありませんか？」





今日は自問自答しました。

２日連続行きました。

そのせいか、路上パーキングも空いてましたし、警ら中の警官も軽やかに去っていきます。




いつも深夜だけど、今日は夕方。

混んでましたね。

しかしながら太ももほっかほっかで

仕上がりAランク。

いや、S級です。

和牛なら大変なことになってます。

サウナに入らなくても湯船から

水風呂でも極ります。

極めにかかります。

プロサウナーではありませんが、

水風呂念仏大使でありたいものです。

「またニューシティ行くんですか」

最近どうも各方面から会うたびに、

「いつも見てますよTwitter。

ニューシティ好きですね～」

「何でそんなに好きなんですか？」


うーん、自然とニューシティ。

それが本音。


色々考えないで行けること。

極端な話、サウナが無くても

風呂と水風呂だけでもよい。

またあのスチームサウナも強烈。


多分、落ち着くんだよね。

伊勢佐木町で私も長考してみた。

深夜11時。対局するのは自分自身。

けれどそらはポツポツと雨。

テレビ見ながら通信雑談。

うーん。と言いながら、

ここからじゃスーパー銭湯に

間に合わない11時30分。

うーん。と想いながら、

気持ちが横須賀から遠退く。

時は影牢のようで。

日付変わるが人間の呼吸は変わらない。

もうニューシティしかないはずなのに。

もうあなたしかいない。

そのはずなのに。

ついつい、スマホで今日のトランプとか

今日の大谷さんとか、

最近の蛭子さんとか、

高須さんは元気かとか、

だらだら世間を気にする深夜2時。

ニューシティが今夜も迎えてくれました。

凛とする水風呂で凛とし、

街に出ると大雨。

雨にむせぶ大岡川看板。

水温表示は16度。

私は水温計を信用しない。

この効き方、絶対12度だ。

時に温度計はただの表示になる。

それは外気だったり、その人の体調、

またその日の浴場の環境だったり、

水温表示＝体感ではない。

久々にせよ、効く効く水風呂だった。

「ほーら、スカッとしただろ？」

横須賀米が浜のスナックでは

ドアを少し開けながら、

おそらく同世代がTUBEを歌う。

夜はふけてゆく。

君は「サウナ」に恋をしているのか？

どうも最近「サウナイキタイ」に書こうとして書ききれないのはなぜだ。


ニューシティに昨日も行ったのに。


気温差、雨、風、鼻炎、肥満、浪漫、明日の「大サウナ博」。

言い訳は京急の各駅停車ほどある。


品川から平和島を越えて、六郷土手を通過、川崎にも鶴見にも反応せずに日ノ出町。

急カーブのホーム隙間に気を付けろ。

何時だってふと足元すくわれる。

しかし、ニューシティのスカルプシャンプー最高だよ。毎回メーカーを見るけど出てくると忘れる。

水風呂の水が出てくるところを背中にあてて、上をみることの日々に感謝。

でも、脱衣室の扇風機が、ちょっとあんたの人生微妙だよと、微妙の「微」が点灯してた。

君は「サウナ」に恋をしているのか？

どうも最近「サウナイキタイ」に書こうとして書ききれないのはなぜだ。


ニューシティに昨日も行ったのに。


気温差、雨、風、鼻炎、肥満、浪漫、明日の「大サウナ博」。

言い訳は京急の各駅停車ほどある。


品川から平和島を越えて、六郷土手を通過、川崎にも鶴見にも反応せずに日ノ出町。

急カーブのホーム隙間に気を付けろ。

何時だってふと足元すくわれる。

しかし、ニューシティのスカルプシャンプー最高だよ。毎回メーカーを見るけど出てくると忘れる。

水風呂の水が出てくるところを背中にあてて、上をみることの日々に感謝。

でも、脱衣室の扇風機が、ちょっとあんたの人生微妙だよと、微妙の「微」が点灯してた。

「肩甲骨はがし」

という言葉を思い浮かべながら

ぶっといストロングジェットに

深く沈み、背中を左右に脇まで

ゆーっくり動かす。

ゆっくりゆっくり、

快晴の街並みをギアなしの

自転車で直進だけするように。


体を足まで温めて講堂のような

サウナの包み込まれる温もり。


その温もりは太平洋のような

深く広い水風呂がひんやり

冷ましてくれたよ。

屈伸をする。

水風呂に浸かって

1分したら

屈伸をする。


しばらくニューシティに触れなかったけど、井上勝正さんには報告してた。

「そういえば昨日ニューシティで・・」

って。



緊急事態宣言以降、サウナイキタイの更新できなくなっちゃったけど、私的にはニューシティでお得にﾍﾟｲﾍﾟｲ支払いし始めたりしてました。

今日は1週間ぶりくらいだけど、水風呂の調子も全快だし、クールシャンプーも始まったり、すっかり夏ですな。


福富町から若葉町に抜ける風も悪くないよね。

ストロングスタイルのメンズサウナには

強く心の美しい奴らが集まるらしい。

夢見がちで、鶴見川から這い上がる

グレートニタのような邪心の私は

いつも申し訳ない気持ちのまま、

その絨毯に足を進める。


108番のロッカーを目指し

ロッカーの町並みを右に曲がると

「イッイッ」と声を出しながら

まるで山本小鉄さんのような

ごっつい大先輩が

それはまるで日課の

トレーニングのように

純白ソックスを懸命に履いていたんだ。

「ここは闘強導夢か」

思わず呟きそうになるが、

私は頭をスカルプシャンプーでの

洗髪の順番思考に切り替え、

浴場へ向かう。


浴場には生きる活力が湧いていたな。


ニューシティよ今夜もありがとう。

何年ぶりだろ、
明るいうちのおふろの国(笑)

建物の中にはかなりいるけど、
やっぱり浴場に溶け込むと
自分が店側の人間だと忘れそうになる。

いや、ちょっと忘れた。


最近、2回しか落水しないそんな時代のイズネス。うーん、いわばタイマーで決まった時間水道をあけて、時間が来たら締める仕組み。その配管にカルキがたまり流量が減るから落水も少なくなる。

何ヵ月に一回メンテしてもまたなるし、中々の費用かかるから、改良したいなあ。

と店側目線にたまになりましたが、サウナーの皆さん、今お金ないのでもう少し待ってくださいね泣。

でも今日は水風呂も中々活気のある水温でした。

平和島でスーロウリュ小林(新ネーミング)熱波師と濃密な打ち合わせをして、おふろの国に戻って雑務。

そして久々にご入浴。

イズネスは水が落ちるのを待つのもいいが、落ちたあと10分後のハイレベルな余韻もいいですねー。

昨夜22時代はサウナどちらも2人～5人程度。

サウナー目線でゆったり良い感じ。

どんどんサウナの有るところのシャッターが閉まり、開いていても営業時間が短縮されてゆく。

自分の所属する店も短縮になるが、自分の行きつけの店がすでに2店舗休業し、ニューシティが休業したらサウナ難民だ。

何言ってんだ、家でおとなしくしてろよと怒られそうだが、おとなしくしてるからせめて快眠出来るように、体調整えるために風呂屋に行かせてくれと思う。それも混雑を避けて(もはや混雑はないだろうが)時短浴で。

やたらパトカーが巡回する(普段そんなにまわらない)福富町で、やや心配しながら向かったら普通に営業していた。

ありがとう。ありがとう。

浴室2人。

感謝。