鉛温泉 藤三旅館
ホテル・旅館 - 岩手県 花巻市
ホテル・旅館 - 岩手県 花巻市
現代国語の先生が宮沢賢治好きな方で「なめとこ山の熊」についても思い入れたっぷりの授業を高校で受けた憶えがある。
未だに書き出しの一文に引っ掛かってる。死んでしまった熊獲り名人の小十郎が大勢の熊に送られるラストシーンは印象的だけど"おもしろい"で括られる話ではない気がして…
9:50到着。思ったより早く着いた。受付の方から、この時間は殆どの温泉が清掃作業中なので、白猿の湯だけ入れると説明を受ける。サウナは白糸の湯に併設されてるとのことで、下茹でを兼ねて白猿温泉へ♨️
扉を開けたら、丸い大きな浴槽が眼下に。縁に肘をつけて入ってる方がいた。石造りの階段をおりるとご夫婦で入浴されてた方もいて恐縮至極((;゚Д゚)))基本混浴なのは入口に書いてあったけれど💦
浸かりながら温泉の効能書を読む。立ったままで入浴する日本一深い温泉。身体に沁みる温かさと心地良さ(*´Д`*)
時折り風の音がするので見上げたら、天井の吹き抜けが少し開いてた。その周囲が板張りで白い。浴槽周りの石が黒々としているのでコントラストが綺麗。
ぬるいお湯を探したら角に小さめな浴槽が。ぬるいとゆーよりも四捨五入で水風呂。
11:00少し前からロビーで待機。館内放送があるわけでもなくその時が来たのでもう大丈夫ですよ的な感じ。
キレイな脱衣所。カッコイイ給水機の上にはお盆に紙コップが沢山用意されてて頼もしい(*´ー`*)
コンパクトな浴槽。ゆとりのある洗い場。混合栓が以前流行ったレイコップみたいな形。出しっぱなしになってたのを止めたけれど、止水位置が独特なのが原因?
頭と身体を洗い、せっかくなので此処でも軽く下茹で♨️入口手前に置かれてたビート板片手に入室。
BGMやTVなしのサ室に鎮座するズドンと大きなサウナストーブの周りには曲げわっぱみたいな木製のガード。ジェットビートルのオプションみたいでカッコ良いコトこの上ナシ。
宮沢賢治や小十郎、犬、熊と金属製切り絵が配されたサ室。正に なめとこ山のサウナ。ストーブを覗き込む宮沢賢治は、外套着ててめっちゃ暑そう。その足元にはバケツとラドルが!砂時計を確認してセルフロウリュウ開始。ラドルの柄が短めなので油断してたら蒸気が指を直撃してあやうく火傷🔥迂闊!
水風呂の冷たさはふくらはぎのジンジン来た来たが雄弁に語ってくれた。迂闊に我慢してたら出られなくなりそうであぶねー(*´Д`*)
インフィニティチェアで外気浴。最強のととのい椅子と雪対策のチョロチョロ温水。工夫と気配りが行き届いた施設で過去最大のあまみが全身にびっしり(*´∇`*)良い湯、良いサウナでした。
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