杉並バイブラー

2019.10.11

3回目の訪問

【音のソノリティ~小雨の音は炭酸泉~】
10月10日は、1964年の東京五輪が開催された日です。この一大スポーツイベント開催を契機にスポーツに対する国民の意識が高まり、健康増進のため運動に取り組む人が増加。
また、スポーツをした後、お風呂で汗を流したり、湯船に浸かってリラックすることは身体によい影響を与えると考えられたことから、東京都の公衆浴場商業協同組合が、10月10日を「銭湯の日」として提案し、平成8(1996)年、日本記念日協会の認定を受けた。(東京都浴場組合より)

そんな記念すべき日は毎年都内の各銭湯ではラベンダー湯が実施されるほか、東京都浴場組合キャラクターのゆっぽくんタオルも貰うことができる。私もタオル目当てで修行先である清春湯へ。

女将からカギとタオルを受け取りいざ浴場へ。湯船に向かってみると、乾燥ラベンダーが詰められた袋が浮かんでいた。微かにラベンダーの香りがしたが、概ねいつも通りのアツアツ湯船であった。

さてサウナ。サウナ自体は特に銭湯の日であっても特別なサービスはないが、いつもより人が多い。上下段いっぱいにお客さんが座っていた。整い場所が露天風呂入り口のわずかなスペースしかない清春湯では、休み処を求めてさ迷い続ける人、お風呂の縁に腰掛ける人、蛇口前に腰掛ける人、さらには地べたに死んだように座っている人までいる。スタイルは様々である。

私はV字冷水浴法でシングルの水風呂で体を冷ました後、露天風呂に直行する。水温計では41℃を示しているが、体感的には39℃ほどしかないかなりぬるめのお湯だ。冷ましたばかりの体には熱すぎずちょうどよい温度だ。さらにこの日は小雨が降っており、水温がさらに低かったように感じられた。その時、風呂から「プチプチ」と何かがはじける音がした。聞き覚えがある、たしかこれは杉並区は井荻にある井草湯の高濃度炭酸泉の音だ。いやでも清春湯は炭酸泉ではないはず。。水面をじっくり注視してみると、原因はどうやら小雨のようだった。通常の雨の場合は、「ザーザー」と皆が聞き覚えある音が風呂でも聞くことができるのだが、小雨の場合は雨粒があまりにも小さく、陸上ではあまり音がしないものだ。しかし静まり返った露天風呂では、小雨程度の雨粒でも水面にぶつかる音が聞こえるのだ。清春湯の露天風呂は高い壁に囲まれており、音が反響しやすい構造になっていることも要因の一つだろう。

ぬる湯に癒され、耳でも心地よい音に包まれ、最高の銭湯の日を過ごしたのだった。(各地の音を映像とともに取り上げるTV番組、「音のソノリティ」に特集してほしい。。)

  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 9℃
0
32

このサ活が気に入ったらトントゥをおくってみよう

トントゥをおくる

トントゥとは?

ログインするといいねや
コメントすることができます

すでに会員の方はこちら

サウナグッズ

アプリでサウナ探しが
もっと便利に!

サウナマップ、営業中サウナの検索など、
アプリ限定の機能が盛りだくさん!