SDG307

2022.11.08

1回目の訪問

ラクーアがある水道橋駅は学生時代は乗り換えで毎日降りていていたし、いまだに通勤で毎日通過している馴染み深い駅ではあるが、なぜかラクーアには来たことが無かった。

馴染み深いからこそ「いつでも行けるから」という甘えのような感覚と、ラクーアは「遊園地にあるサウナ」という副次的な立ち位置であるといった感覚が何となく先送りにしてしまったのかもしれない。

そんなわけでふと思い立ってラクーア。
せっかくならと会社を半休にして午後イチから行ってみた。

平日の真っ昼間ということで、フロントに列は無し。
ここが東京ドームホテルのフロントだと言われても信じかねない広大で清潔感溢れるフロントスペースだ。

浴室に入り、まずは端っこの露天エリアまで行ってみる。
取り敢えず最初に目に入ったフィンランドサウナ「コメア」へ。
大人5~6人くらいまでが適当なこじんまりした空間だ。
ここはセルフロウリュ出来るはずだが、なぜかロウリュ水が中にも外にも置いてなかった。
そのため中々体温が上がらず15分ほど経って外へ。

そのまま浴場内をペタペタ歩き、二つあるうちの温度の低い方の水風呂へ。
温度は17度と決して低くは無いが、水深が深めなのと割りと循環しているので以外に直ぐ冷える。

その後は高温サウナ「オートログ」
中温サウナ「ヴィレ」と続く。

ここの浴場の間取りは平面状と言うよりかは直線状だ。
直線状はレイアウトが単純明快で良いのだが、如何せんそれぞれの動線が長くなる。
実際に最初のコメアから水風呂までは正反対のため結構歩くし、外気浴をするためにはまた同じ距離をペタペタ歩く。
ここがこの施設の難点と言えば難点だ。

メインディッシュのヴィルデンシュタインに入る前に一旦休憩を挟むことにする。

メインの休憩室であるリラックスラウンジはこの施設の真骨頂であると言っても良いかも知れない。
特にシートの重厚感は正にエグゼクティブで、備え付けのタブレットか電話で飲み物や軽食もオーダーできる。

十分な休憩を挟んだあと再び浴場へ。

アフウグースの前にまずはそのままヴィルデンシュタインへ。
このサウナは突出していて完成度が高い。
うず高く詰まれたサウナストーンはその溜め込んだ熱量から、アフウグースのときのロウリュは掛けたそばから瞬時に蒸気へと変わる。
3セット目に鼻先を掠めるような熱波が全身を襲う際には愉悦に満ちた悲鳴がサウナ内で飛び交っていた。
(もちろんお代わり熱波までもれなく頂戴した)

あまり時間がなく最大効率で整いたいなら、このサウナをメインに構築することを勧める

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