黄金湯
銭湯 - 東京都 墨田区
銭湯 - 東京都 墨田区
【銭湯2.0】
サウナ界で沸いている銭湯に初訪問。噂に違わぬオサレエントランス、まるでアパレル店舗やリノベカフェを彷彿とさせる様相。
新しく整然とした更衣室を抜ければそこは、意外なほどめっちゃ古き良き下町銭湯。顔面にようやく年齢が追いついてきたあの中学の同級生のような、数十年後にしっくりと馴染むくすんだ色のタイルが全面に貼られたやや小ぢんまりした浴室。
しかし侮るなかれ、浴槽のラインナップはキラリと光る玄人好み。下町銭湯必須のあつ湯から始まり、独特の匂いと色味の薬湯、高濃度でチンピリのくる炭酸泉、極め付けは冷冷交代浴にうってつけな20℃程度のぬるめの水風呂。わかってる。ただわかりすぎてること、また後述の不釣り合いとも言えるサウナ周辺のオーバースペックさによりこれらを使う人はほんの一握り。ほぼ全ての人が奥にある扉の向こうに集合するという構図。
木曜日の14時頃、集まりしサウナジャンキー達はみなさん終日休か午後休を取得されているのでしょう。(ちなみに銭湯なのに平日AM10時から空いてるのは控えめに言って神、普通は15時とか)
麦飯石の敷き詰められたオートロウリュサウナ、半野外で16℃前後かつ水深のある水風呂、そして草木生茂る外気浴。詳細と賞賛は他の方のサ活報告に譲ります。
僕はあえて、気になった点を少しばかり書かせて頂こう。まずやはりお洒落で話題のスポット、また近年のサウナブームにより、本日もグループで来場されたウルサウナーが散見された。少しお話しする程度だったらまだしも、数少ないととのい椅子をずっと占領している故、本来休憩をしたかった人達が諦めて浴室の椅子に座りに戻る始末。彼らは時間が経てばそのうちマナーが身に付き立派なサウナ紳士へと進化するのだろうし、ライトユーザー拡大期の今はしょうがないかなとも思う。
施設側でできる運用回避としては、草木をもう少し減らして椅子をあと3脚増設すること、あとはサウナ料金をもっと値上げして敷居を上げることかなと。正直オリーブの木が1本あれば十分だし、銭湯+サウナで¥1,500払う価値はある。ご検討ください。
風呂上りのクラフトビール含めて、総じて最高の銭湯でした。また落ち着いた頃にお邪魔しますね!
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら