ふくろうの湯
温浴施設 - 和歌山県 和歌山市
温浴施設 - 和歌山県 和歌山市
外は土砂降りの雨だった。
車を走らせ、途中寄り道した店の駐車場から田中さんの家電に電話をかけた。
「もしもし、田中さん。namiです」
「namiちゃん?お風呂行くの?」
「はい行きますよ。雨やからキィつけて待っといてくださいね」
待ち合わせの時間を伝え、バイパスを走り抜ける。
電話の声がだいぶ行く気満々やったな…と心の中で思っていたが、マンションの下に着くと待ち遠しさ満載で田中さんニコニコ顔。
「こんばんは、雨やのにご苦労さんです」
「いえいえ、行きましょうか」
いつもの山吹温泉が遅めのGW休み。
今夜向かうは山吹から300m先にある「ふくろうの湯」(笑)
山吹温泉常連の私たちにとって、今日は遠足なのだ。
もちろんふくろうの湯もまた、田中さんの庭。
いつもの靴箱に靴を入れ受付を済ませると、ささっと脱衣所を抜け浴室へ向かった。
絡んで身体を洗っていると、田中さんが話しかけてきた。
「今日は温泉へ入るか」
源泉の浴槽に浸かるのだと言う田中さん。
雨の日曜であったからか、利用者が少なめだった。
私も田中さんの後を追い一緒に源泉の浴槽へ入った。
ちょっとして私はサウナへ向かう旨を伝えると田中さんはこのまま浸かってると言った。
サウナ室はテレビがついている。
テレビ付きのサウナ室は妙に新鮮だった。
サウナ10分×2
水風呂1分×2
休憩3分×1
スチームサウナ10分×1
1セット目を終えて外に出るも、田中さんは源泉の浴槽で固まったままだった。
2セット目を終えようとする頃、サウナ室のドアを覗きにくる田中が手招きをしている。
「はて?」と思い外に出る。
「namiちゃん、薬草サウナ行こ」
薬草サウナ(スチームサウナ)は女湯にしかない。
「あ、はい、まぁちょっと待って…」
水風呂には入らせてもらったが、退屈そうにしていたので休憩はカットし、ついて行った。
スチームサウナに入ると絶対に咳き込む田中です。
座り湯(こちらも女湯のみ)で一息ついた後、壺湯に入った田中さん。
「namiちゃん、一緒に入ろ」
(え!笑)
家風呂のように壺湯ご一緒させていただきました。
他のお湯も巡って満足した田中さん、「かえろか」と言った。
「普通のサウナはいつも山吹で入るからええわ」とのこと。大満足したふくろうの湯の巻でした。
壺湯に一緒にほっこりですねー田中さんの嬉しそうな感じが伝わってきますねー👍
壺湯に田中大先生とご一緒だなんてね笑笑 なんだかちょっと恥ずかしい🫣
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