煮ゑ湯

2022.08.08

9回目の訪問

久しぶりの桜湯は、いつもとは違う道から行ったせいもあり、思っていたよりもずっと遠かった

これくらい遠いのもご愛嬌、というか遠いからこそ恋焦がれるものがあるのだろう

汗だくの私を待ち構えていたのは、外気温よりも高いあつ湯だった

ちょっと浸かってみるかと思って入ったものの、ことのほか気持ちよく、意外と長湯になった

それでも熱いものは熱く、水風呂との間を何往復かした

サ室は私が入るまで無人だったが、熱がこもって灼熱というわけではなく、むしろマイルドに感じるコンディションだった

ドライさを感じるのだけど、カラカラでヒリヒリしてこちらの水分を奪うような辛さはない

物凄い細かい汗粒が、体表面を余す処なく覆い尽くす、なんとも美しい発汗

また湿度や温度、薄暗さが良いように作用して落ち着いて座っていられた

まさに平穏といった精神状態で深いリラックスに陥り、時間が止まっているような感覚があった
そんな内面の感覚とは正反対に時計はすごいスピードで進んでいき、あっという間に5分、10分と経っていた

水風呂はシャワーの方が冷たいぐらいの温度ではあったが、ゆったりと入っている分には充分な冷えだった

おそらくもっと近くにあれば、意外と忘れているのかもしれない
たまに遠くから来るからこそ、こうして味わい尽くせるのかもしれない

この時期、少しでも歩くとすぐに汗をかいてしまい、遠いのは明らかな欠点だと思っていたけど、そればかりではないようだ

水風呂から見上げた窓の外の月は欠けていたが、贅沢な気分で眺めていた

煮ゑ湯さんの桜湯(さくら湯)のサ活写真
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