八幡湯
銭湯 - 愛知県 名古屋市
銭湯 - 愛知県 名古屋市
"ボイラーの故障でお湯が温い(ぬるい)?"
施設裏の駐車場。殺伐としたボイラー部屋からうっすらと煙が立ち昇る。
ベニヤ板の持ち込みを禁止する立札が無数に。
番台で女将さんから湯が温い事を伝えられる。
以前薪を持って来たいと電話した者だと伝えて。
脱衣所の天井には雲が浮かんだ青空の柄、
以前来た時は気づく余裕も無かった。
洗い場の蛇口・シャワーを試す。
予想より冷たい。なかなか忍耐がいる。
湯船へ向かう。
リクライニング風呂はどうにか入れるが…
身体を温める事は諦めサウナへ向かった。
サウナへの道中が少し寒いぃぃ😑
"高温サウナ室"と書かれた看板。
扉の隙間が銀色のテープで補修されている。
開けた瞬間知らない匂い。すぐに馴染む。
先客2名。ガッツリ室温は105℃。
とにかく身体が暖められる事に幸せを感じる。
薄暗い部屋の奥にゴツゴツとストーンが。
入口に水槽。手桶は2つ。床にはスノコ状に木材が並んでいた。
立てかけてある大きさがバラバラな木の板。
これを濡らしてサウナ室の座布団・背板として
使用するそうな。
前回は知らなかった。???だらけだった。
薄暗い部屋をキョロキョロ眺めているうちに、
いつの間にか暖まる。あっという間に汗まみれ。
水が撒かれている為、湿度も高いのだろう。
水風呂へ。
うっすらとした水流で白っぽく見える。
深い水槽。サウナ前に水へ触ると冷たく感じたが、サウナ後にはかなり自然に馴染んだ。
冷たさより気持ち良さが勝ってしまう。
水がない寝湯の縁で内気浴。
サウナの温度と水風呂の温度のバランスが絶妙な為、かなり気持ち良い。室内とはいえ天井はガラス張り。
青空と夕方の日差しが隣の建物を照らしている。
木製の湯船には給・排水口用に丸くくり抜かれていた。コンクリむき出しの壁と大理石風の壁。木目が浮き上がった白い枕が並んでいる。
結局3セット。
時間が許せばまだまだ居たかった。
サウナ目的だけならば問題ないかもしれない。
再度、リクライニング風呂に入ってみる。
水風呂、内気浴で冷めた身体には気持ち良い。
再来週からの熱々の風呂を想像しながら。
脱衣所を出ると女将さんから話しかけられる。
「あんた仕事は何?」
「あー。電気屋です、工場の」
しばらく話していた。ぶっきらぼうな方なんだろうか、それとも警戒されているのだろうか。
「んじゃ。直ったらまた来ます」
「はい」
ありがとうは無かった。
嫌な気がしないのはなんだろう。
帰りに御器所八幡宮へ。
人の気配がする良い神社だった。
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