アクアドルフィンランド
銭湯 - 東京都 葛飾区
銭湯 - 東京都 葛飾区
『流れよ我が涙、と楽味は言った』(あらすじネタバレあり)
第1章
2022年11月8日、火曜日、です。は立石にいた。「遅い。遅すぎるゼ〜」と楽味風に呟いて見たものの、肝心の楽味は現れない。約束の時間を10分過ぎた頃に楽味は現れた。10分前には到着してたと主張する楽味だったが、それはその後の事件の伏線だったのだ。
「オイニーがスメるサウナに入りたい」という楽味の希望を受けて向かったのはアクアドルフィンランド。看板のイルカは今日も元気に微笑んでいる。若干憎たらしく見えるのはサ室が臭いからだろうか(ド直球)。
脱衣場で脱衣、カランで身を清め、いよいよVIPエリアに立ち入る2人。サウナ室の扉を開けるとIt's Smell World!......と思いきや、予想に反して微弱スメル。
何かがおかしい、とです。は思った。まるで🐬スメルなんて最初から存在しなかったみたいじゃないか。
愕然とするです。。2セットこなして、です。は楽味に対して謝罪する。水風呂に入り気にしない素振りの楽味にです。は安堵するのであった。
第2章
2セット目のあと楽味は悲しくなった。目からはとめどなく涙が溢れる。水風呂に入って誤魔化したが、堪えきれなくなり、です。に「一階の風呂に入ってくる」と告げてガーデン風呂に向かう。
臭くない....臭くないじゃないか!楽味は大声で叫び出したかった。一週間前から楽しみにしてて昨日の夜は中々寝付けなかったのに!イカ臭いと聞いてオナ禁までしたのに!何で臭くないのだ。またもや楽味の瞳から涙が溢れガーデン風呂に注がれる。なんてことだ。楽味はゾッとした。俺はまた泣いている。なんのために?
楽味は思う。男は臭いサウナの匂いが失われたときに泣くのだ。臭いサウナが哀れを誘うからではない。男は水風呂や休憩スペースを思って泣いたりはしない。臭いサウナを思って泣くのだ。
こんな時はFANZAだ。家に帰ってFANZAでも見よう。嫁と子供がいるあの家で。2人が寝静まった後に。男の涙は下からも出るのだ。
第3章
ガーデン風呂から帰らない楽味を、です。はサウナで待っていた。膝にポタリと水滴が落ちる。
です。は安心していた。1セット目こそ気にならなかったオイニーは3セット目になると徐々に鼻につくようになってきたからだ。
ほらね。やっぱりオイニーがスメる。楽味が戻って来たら教えてやろう。あいつ、小躍りして涎を垂らして喜ぶに違いない。楽しみだな。
そう思って、です。はいつまでも楽味を待ち続けるのだった。このアクアドルフィンランドのサウナ室で。Nスタを見ながら。
(完)
久々の🐬と北方謙三風味が堪りません😲
らぶりさんも行ってみて!
"臭い"にかけて靴箱の鍵は"93番"を取りました。それぐらい私のココロは舞い上がっていたのです…。明日は鶴の湯に慰めてもらうことにします…。
先日はご希望に添えず大変申し訳ございませんでした。伏してお詫び申し上げます。
クサいい話🐬
いつか河口さんとも行きたい銭湯。それがアクアドルフィンランドなのです。
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