高温サウナタイマー

2024.03.11

1回目の訪問

3.11も早13年。昨日の事とは思わないが、あの日のことを思い出しながら東北新幹線の車窓を眺める。

 前回は日帰り旅で利用したJR東日本一日乗車券キュンパスを今回は泊まりにて利用。盛岡駅以南は指定席が必要な列車が多いが盛岡以北は指定席を取らずとも新幹線に乗り込める(特定区間)拠点とするには便利な都市だ。今日の宿泊地は盛岡、早めに戻って岩手のサウナを初体験。秋田も候補に上がったが終電を気にする必要があるので盛岡で入浴。

 盛岡駅から橋を渡った先にあるスパ銭、開運の湯はこじんまりしているが中々のお風呂である。お風呂のみならず岩盤浴や韓国の岩盤浴プル釜なんかも楽しめる。まぁメインはサウナなんだ。早速浴室へ。なお温泉はラドン温泉なのでよくあるタイプの温泉。

 サウナ室前の張り紙に目をやるとロウリュサービスがあるんだとか。時刻は20時前。ドンピシャだった。するとスタッフがガラリとドアを開けて入ってくる。ロウリュサービスの開始と告げるとゾロゾロと目当てのオジサンも入る。その一人である僕も入室。室内が結構ガチ目なのに驚く。上下段の二式のベンチが一列に並ぶ室内は室温80℃と低めながらテレビ無し、ストーブがikiストーブとスパ銭の外観からは想像出来ないほどの硬派なサウナ。

 スタッフがヒノキの香りのアロマ水をストーブに掛けて香りを室内いっぱいに広げる。空気の循環にデカうちわでゆったりと仰ぐ。湯らっくす行ってからブンブン振り回す系のアウフグースの記憶しかないのでこれはこれでサウナの原点たるリラックス空間として考えると疲れの取り除きにはベターなのかもしれない。穏やかな風に身を任せる、最初に出会ったアウフグースって感じが懐かしくある。

 アロマ水をロウリュして循環、熱い空気をうちわで客に仰ぐ一連の所作を2回行ってロウリュサービスが終わる。いつもはいの一番にサウナを飛び出したくなるが今日は優しいのでヒノキの香りの残り香をじっくりと楽しめた。これもまた僕の知らないサウナの形なんだと嬉しくなる。

 水風呂は地下水利用ということでかなり温め。夏場なら冷たく感じるが冬場なので逆に暖かく感じられる。地下水なので優しい肌触りだと思う。

 外気浴は未だ冷たい冬場を感じさせる岩手の風が吹き付ける。寒い。直ぐに温泉に入る。サウナから水風呂で温泉でも十分にととのえる。なお、外気浴はビーチベッドやチェアなど充実しているのでもう少し暖かくなると外気浴の本領発揮となる。

 開運の湯から盛岡のホテルまで歩くこの距離感が絶妙で凄くいい散歩であった。疲れてるときはともかく旅行として行くとスゴく気分のアガる温泉だ。

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