高温サウナタイマー

2024.03.04

1回目の訪問

関越トンネルの長い隧道を抜ける前から、雪国であった。既に谷川岳PAから雪がちらほらと見える3月。今年は暖冬などといい雪不足が何処でも聞かれ、2月にスノボした時は山肌が見えるような状態で3月に滑ることは出来るのだろうかと心配にもなる。

 そんな心配ご無用とばかりに雪が降り、ニッポンのパウダースノー「JAPOW」を3月に味わえる貴重な機会であった。おかげで最後のリフトを上がるときには膝がガクガクである。

 そこは湯沢温泉、入ると決めて予約を取る。宿泊先はお値打ち価格であったこの石打ユングパルナスである。普通の旅館かなんかかなと思っていたらここはどうやらスーパー銭湯の上階に客室が付いてるタイプのようである。客室に入るなり直ぐに下着を持って大浴場へ急ぐ。温泉が渡しを待っているのだ。

 浴場内は多くのスキーヤー、ボーダーでひしめきあっている。ここは日帰り客にも人気があるようで、ここでひとっ風呂浴びて帰路につく人も多そうだ。湯質はサラリとしながら塩気の香り立つポカポカするナトリウムの温泉。これはダメージを負った関節に効きそう。

 露天風呂に次は行こうかと視線を変えた先にそれはあった。サウナだ。サウナあんのかい。知らんかった。どうしようサウナハット家に置きっぱだ。サウナマットはあるようだから頭にタオルを巻きつけるクラシックスタイルで行こう。

 正方形のサウナ室は歴史の証人のように数々の客人を迎え入れたことが伺えるあの濡れタオルを絞った時の臭いが香り立つ。正方形の内二辺に二段式の雛壇があり、そこに腰掛けて我らは明日の英気を養う。なお、定員は5名までとありサウナマットも5枚しかないがそこはサウナーならばマイマットを用意するというもの(なぜマットはあってハットは持ってこなかったのか)。実際には8人程が室内に留まり、外ではいわゆるサ待ちも出ている。

 室温90℃。最初はぬるく感じるがそれは体が冷え切っているから。段々温まると本来の90℃らしい熱さを感じられるようになる。

 サウナ室を出るとその左に水風呂。シャワーブースはないので適当なカランで汗を流し水風呂へ入る。水温計はないが体感18℃前後か。一人ならば足を伸ばせるが二人ならばスペースの譲り合いが必要だ。

 ととのいチェアは内風呂に2つ。何故か浴室の角に配置されたかけ湯をしてから腰掛ける。新雪のふかふかな滑り心地とサウナのポカポカ感が合わさって爽快感MAX、雲一つない程のストレス解消になる。ウィンタースポーツ×サウナは完壁だと自ら証明してしまった。

 なお、露天風呂には塩サウナもある。こちらは室内に巨大な扇風機が回って空気を循環させているのが特徴だ。

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