上野ステーションホステル オリエンタル1
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
チャイニーズエステやガールズバー、タバコの吸える居酒屋の十分に魅力的な客引きをかいくぐって、ここにたどり着いた。
高校生のとき、初めて来た東京の街は上野だった。学ランでパイナップルの串なんか持って歩いてた時は、当然こんな人たちに声はかけられなかったし、もちろんエッチなお姉さんに勝る娯楽なんてなかったと思う。
それにしても今日は暑かったね!もうカラダがぺたぺたよ。
絶対サウナに入りたかった。なんかこないだ不完全燃焼だったし。
友達からオススメされて、わざわざ上野まで来た。
入室して最初のインプレは、寮の風呂みたいだな、って感じ。普段行ってるのがスーパー銭湯ばっかだから、ここまでシンプルなのってなかなかないよな。これはこれでいい感じかも。オリエンタルって名前の通り、間違えたオリエンタルな感じ。上野だしね。
なんたって浴槽は一つしかないので、下茹でもそこそこに水通し。この時点でいつもの甘イキ。夏はこれがたまらんよな。もうサウナいらないんじゃない?なんて思った。
まあそんなわけはないのでサウナへ。……めちゃくちゃ熱い!!!体感的に厚木ラッコみたいな感じ。6分にしとこうこれは。マジでめちゃくちゃ熱い!テレビも全然見えないしなんなんだこれは!!
水風呂へ。18℃、って書いてあるけど嘘だね。温度以上の気持ちよさが本当にすごい。久々に水風呂でぐるぐるした。椅子では深めのトランスへ。しばらく起き上がれなかった。目も開けられなかった。本当に深い深いトランスだった。めちゃくちゃ気持ちよかった。
2セットめ、1セットめであんな深くトランスしちゃったからあんまり期待せず入ったら、やっぱりすげー深いトランス。水風呂から出れない。そうして水風呂に入り続けるうち、僕はエスキモーの少年になって氷の平原に立ち尽くしていた。白く透き通った肌にあまみが浮かんで、もこもこの茶色いコートを着てほほえんでいた。トナカイと遊んで、犬ぞりを引いて暮らしていた。
このままここにいると戻れなくなると思い、目を開いた。のそのそと3セットめへ。短めのセットにして、ぽかぽかのカラダで出た。本当に気持ちよかった。
建物を出てもそこはフェアバンクスではなかったけど、上野の7月の夜の風は心地よかった。
6分→水1.5分→ととのい椅子
7.5分→水3分→ととのい椅子
9分→水0.5分→ととのい椅子
歩いた距離 1km
男
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