もうむり

2021.03.14

1回目の訪問

人がゴミのようにごった返す栄
欲望と排気ガスにまみれているきたねえ街
しかしこの街の一画がとんでもない天国となっている

そう、ウェルビー栄

毎度初めての施設ではどう動けばいいかわからない

ここではロッカーで一糸まとわぬ姿になり、サウナパンツかタオルでおれのマグナムを隠せとの無茶を言う

とりあえず指示に従ったところ、小指だけで隠せて虚しくなる

風呂場の手前に脱衣所があったが、用はないのでスルー
イーグルみたいにウェアに着替えて脱衣所まで向かう方式じゃないんやな

早速全体を見渡すと、森を感じるお洒落スペースがある
ここフィンランド?
国境越えちゃったかと思った

ちょうどロウリュ直前だったので、もう心が踊る

熱波師もまるで踊るように空気を循環させていて、つい見とれてしまった
このような一芸があることにとても感動しました

心まで熱くなったところで水風呂へ体を挿入するが、非常に冷たい
1分もしないうちに脱出し、死んだ木の上で寝転んだ

なんだこれは
空間か、香りか、雰囲気か、何がそうさせるのかはわからなかったが、すぐさまととのい申し上げた

次は森のサウナへ
入った瞬間暗くて「何だここ?」と小声でつい発してしまったが、よく見たら人がいたので照れ隠しで「奥の細道?」とまた訳の分からない言葉を発してしまった
誰かおれを蒸し焼きにしてくれ

しかし誰も聞こえていなかったのか、言葉を返す者はおろか反応すら返されなかった


無視焼き、なんつってね!


と、言わなくて本当に良かった
アイスサウナが2つになるところだった


ここは雰囲気抜群最高言葉が出ない

セルフロウリュも楽しめ、少し狭めかつ暗く蒸されている部屋
男の子ならみんな大好きな秘密基地を思い出すだろう
そして前述したアイスサウナは部屋全体がカチコチ

入口で戸惑っていると、後ろから人がドアを開ける

ここ、寒いっすよね!と陽気に話しかけられ、おれはまともに返事ができなかった
心のドアまで開けてきそうな彼を尻目に、おれはすぐさま逃げ出てしまった

しかしここを楽しむことが今後の目標となり、そこには嬉しさもある

奥のまじで森みたいないかした場所、通称まじ森も非常に良いが、結局落ち着いたのはイスの沈んだプール
ここがまじでいい
海の底に沈む遺跡のようで、ととのっているのかいないのかすら忘れるほどだった

結局合計4セットも楽しみ、サウナをあとにしました。

本当にすばらしく、サウナだけでなく施設全体を楽しめる場所でした。

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