アーバンスパ
温浴施設 - 神奈川県 厚木市
温浴施設 - 神奈川県 厚木市
サウナに行き過ぎている私は妻に嘘を付いている。
本当の回数を言ったら怒られる気がする。
いや多分怒られない。
だってサウナに行っているだけなのだから。
私は何も悪いことはしていないし、むしろ私の行動を怪しんだ妻が探偵を雇ったとしよう。
探偵からのレポートを受け取った妻はホッコリするだろう。
そう自分に言い聞かすが、それでもなお怒られるかもしれないという畏怖の念を抱きながらも地元にあるアーバンスパへ入館した。
こっそり妻に隠れて煙草を吸っていた頃を思い出す。
それと同じ感覚だ。
少しだけ哀愁に浸りながら105℃のサ室へ入った。
カラカラのサ室はストロングスタイル。
さながら私は武蔵坊弁慶だ。
熱波の矢が次々と私の毛穴を突き刺していく。
玉の様な汗が湧き出ていく。
水分を含ませたタオルを巻くのがここでの流儀だ。
乾いたタオルだと鼻呼吸の際にカラカラの熱波がこれでもかと襲う。
私はヒジャブの如く水分を十分に含んだタオルを顔に巻き付けた。
サウナ全般に言えることだかサウナとは守りの美学だ。
そしてここではその守りの美学を究極まで突き詰めることが出来るのだ。
8分もすると私は限界の域に達し、
16℃の水風呂へ。
水風呂は広い。
水質も良い。
何よりも大開脚が出来るではないか。
そして外気浴を終えた後、
(正確には外気浴ではないが)
ここからがアーバンスパの醍醐味だ。
サウナ→水風呂→外気浴のルーティンからの延長戦通称サドンデスが待っている。
湿度100%の白樺の匂いが堪能出来るスチームサウナだ。
ヴィヒタの匂いが私の交感神経を緩ませる。
蒸気が私を包み込みホワイトアウト。
私はまるでスノーボーダー。(スノーボードをしたことはない。)
バックカントリーを攻め過ぎたあげく遭難してしまった様だ。
救助を待とうとするが、本日のスチームサウナはお一人様。
私は自力でスチームサウナを出ると再び水風呂に浸かった。
サウナ→水風呂→外気浴→スチームサウナがここでのルーティンだ。
合計6セット。
私の脳は完全に真っ白だ。
後ろめたさも、ほんの少しの悩みも全て吹き飛んだ。
コンパクトかつアーバンな施設なのでサウナに集中したい方にはおすすめの施設。
全てがソリッドで無駄がない。
もしかしたらここがホームになるかもしれない。
タイムズクラブ会員になると入館料が割引きになるので迷わず会員になることをお勧めする。
Awesome!!
男
300げっとおめでとうございます!
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