湯の泉 東名厚木健康センター
温浴施設 - 神奈川県 厚木市
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爆風ロウリュがない土曜日。
私はいつもより遅く入館し外気浴の度に9年振りの新作スペシャルドラマ「ガリレオ禁断の魔術」を観ていた。
テレビからは厚木アクストメインタワーが映し出されていた。
そうその高層ビルはAKCのすぐ側に聳え立つ厚木唯一の高層ビルだ。
すなわち私は今福山雅治と同じ場所にリアルタイムでいることになる。
私はそのままドラマの世界に引き込まれた。
姉さん事件DEATH。
それはまだ私が高校生の頃だ。
体育祭の打ち上げで私達は清川村にあるリバーランドを貸し切っていた。
私の高校では伝統的に打ち上げはリバーランドを貸し切ると決まっていた。
私達は普段は飲まない酒を飲み、普段は吸わない煙草を吸い青春をこれでもかと謳歌していた。
そんな最中、神崎久美がトイレから悲鳴を上げたのだ。
「トイレが濡れてる。」
事件は常に夕立の様に突然と降り注ぐ。
一体何故トイレの床が濡れているのか。
私はすぐに推理を始めた。
まず疑うべきはトイレの詰まりだが、トイレは詰まっていなかった。
至って正常だ。
では何故トイレの床が濡れていたのか。
私は難しい顔をしながら考えていた。
そんな最中に康さんは言った。
「つよぽん漏らしたでしょ?」
誰もが勘付いていたが言えなかったことを康さんは遠慮なくブチ込んで来たのだ。
そう私のズボンはこれでもかと大胆に濡れていた。
そう私が犯人だ。
だがしかし事実は異なる。
私は漏らしてはいない。
私は普段飲まない酒を飲みすっかり酔ってしまった。そしてトイレで小便をしていたのだがウッカリ男の勲章を出し忘れてしまったのだ。
今でも忘れない。
太ももに滴る小便は温かった。
私は康さんに力強く言い返した。
「漏らしてないよ。」
それから私は川に入水しズボンとパンツを濡らした。
全ての小便を水に流した。
そして私はそのまま清川村から厚木にある自宅まで、まるでスタンドバイミーの如く歩いて帰った。
その10kmは永遠だった。
私は神崎久美が好きだった。
今頃、皆噂しているだろう。
「つよぽん漏らしたってよ。久美はつよぽんのおしっこ踏んだらしいよ。」
その数ヶ月後の出来事だ。
私は意を決して神崎久美に告白した。
神崎久美は言った。
「ごめん村井は友達なんだ。これからも仲良くしよ。」
そんな甘酸っぱい青春のモーメントを思い出した今日のサウナでした。
最後に私は言いたい。
それでも私は漏らしてない。
男
ごめんなさい反省しています。今妻が金田一少年の事件簿犯人たちの事件簿にハマっていて、強要してくるんですよ。だから読んだんです。そしたらなんか犯人に共感してしまい推理始めちゃいました笑笑
その後『勲章を取り出す地獄の特訓』のお話は次回聞かせてください🌝
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