パール温泉
銭湯 - 大阪府 大阪市
銭湯 - 大阪府 大阪市
月曜深夜にTwitterを見て不覚にも、泣いてしまった。これで行かへんかったら、自分の中のなにわの人情が廃れてまうわ、そう思った。
ここは2021年2月に前店主だったお父様を亡くされた娘さんが、父の銭湯を続けたいと、決まっていた正社員任用の話も断って店主を引き継がれた。その後右も左もわからぬまま銭湯の再開に向け3ヶ月以上奔走されついに
6月1日に再開した、
大阪 緑橋駅近くの町の銭湯である。
新店主さん↓
https://twitter.com/1373_izanagi/status/1364533619373531137?s=21
私はこの銭湯の存在をサガステさんのTweetで知り、その後ここのサ活にて経緯を知った。その中で関西のサウナー達が皆パール温泉を応援したいという一心で訪れている、そんななにわの人情を目撃したので、私も是非行きたいと思った。
その後新店主、ぶんなのさんのTwitterを発見した。遡って見るとそこには、お父様が亡くなられて全くの素人から銭湯を再開するための奮闘の記録が残されており、控えめに言っても強く心打たれたのが冒頭の月曜日の出来事だった。
仕事のしすぎで涙腺が緩くなったからだろうか。大の大人の男が泣くなんてあー恥ずかしい。ただ私にも店主さんと同じように、大好きだった父が急逝するという経験があったからだろう。どうしても他人事のように感じられなかった。そこから父の意志を継ぎ銭湯を続けていくという挑戦と並大抵の苦労ではない苦労を超え、見事に再開まで漕ぎつけた店主さん。本当に素晴らしい。そしてそれを支える、常連の方々やサウナーや同郷富山五箇山出身の図所建設の皆さんなど。
大阪、ここは古くからなにわの人情の街。
行く前にサ活を書き始めたのははじめてだが、それだけの人情溢れる物語がこの銭湯にはあった。
かくして、漸く週末訪れる機会を得た。
清潔感のある浴室で脱衣所や浴室を見るにつけ、随所にお父様の思いや店主さんの努力の後を発見した。サウナも木の香りがして良い。
毎日言ってる銭湯について普段私たちはああだこうだと言うけれど、その裏には釜を焚き、浴室を掃除し、内湯に水を入れてという大変な作業の賜物があの癒しの空間を作り出している。聞けばここは薪で釜を炊いて番台と釜の両方を娘さん一人で回してるが故にもっと大変そうだった。こう言ったことに今後感謝の念を持ちつつ、この同年代の店主さんの挑戦を、私も微力ながら応援したいと思う。また定期的に訪れたい。
歩いた距離 1km
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