ぽちん

2025.08.17

1回目の訪問

出張で東京に出ていた。最終日の業務を終え、駅ナカで解散した私が向かったのは、新大阪行きの新幹線ホームではなく、鎌ヶ谷だった。どこだよ鎌ヶ谷って。

サウナも推しも、私をいろんなところへ連れていく。須羽眞白さん、あなたがここで振っていなければ、──それが女湯のみだとしても──きっと私にとって縁のない地のままだったはずだ。

現地で聞く話によれば、鎌ヶ谷には須羽眞白を推す女性ファンの一大勢力ができつつあり、「鎌女連」なるグループから、彼女は「お天使」と崇められているのだとか。わかるわかる俺もそう思う。

推し活のつもりでホイホイやってきた自分を恥じた。サウナが仕上がりすぎている。

男湯の担当は熱ッスル大野さん。2022年に大阪のなにわ健康ランド湯〜トピアではじめて受けた熱波道の正統派。前々日、久しぶりに、彼の本拠地おふろの国でも受けたばかりだ。熱波開始のアナウンスがあり、サ室に向かう。最上段に腰掛けて数十秒、これは耐えられないなと自覚した。

熱感がやばい。大型のサウナストーブが2台。ただでさえ設定温度が高めと思しき環境にあって、30分に一度発動される水量豊富なオートロウリュにより、熱波1撃目の16時を迎える頃にはすでに極上のコンディションに至っている。

16時、大野さんの口上に合わせるように、またオートロウリュが動き出す。左側ストーブに注水4回。さらに前月導入されたばかりというパンカールーバーによる強烈な送風により、体感温度は急激に上昇する。言うまでもなく、上段の熱さはすさまじいものになる。そこに大野さん自身による右側ストーブへの注水、畳み掛けるように個人扇ぎが加わる。街外れのスーパー銭湯だとナメていた。危険だよこんなの(褒めてる)

完走できなかったのは久しぶりだった。だけどなぜか清々しい。

大型ダブルストーブもパンカールーバーも、それ自体は今や珍しくもなんともない。ただサ室を熱くするだけなら、ストーブの出力を上げれば済むのかもしれない。だけど、熱波師が設備のポテンシャルを最大限に引き出すことでしか完成しない空間がある。目配りが行き届いた熱波師だからこそ、ハードな環境の中でも安心して身を任せられる。

熱波の後は、スタッフさんにより水風呂に大量の氷が投入される。水温上昇の対策も兼ねてはいようが、それ自体が楽しいし、心遣いが嬉しい。

中毒性の高いサービスは利用者に深く突き刺さり、他の選択肢は透明化される。ここでしか味わえない、他にない体験。毎月の「熱波の日」を楽しみに訪れるリピーターが、たくさんいるという。

そりゃそうだよなと納得しながら休憩していると、人知れず、カランの椅子や桶を整える大野さんの姿があった。熱波師の鑑である。

白タンメン

ボリューミーな野菜とコクのあるスープ。ごはん付ければよかったな。うまい。

サウナ飯 supported by のんあるサ飯
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