松本湯
銭湯 - 東京都 中野区
銭湯 - 東京都 中野区
午前中で今週のタスクは粗方片付いたので、午後は外でゆっくり仕事をしよう、と特に目的地も決めずに自宅を飛び出す。
とか何だか言いつつも、今日は金曜日なので、最終的なゴールがサウナになることは自明の理。自然とサウイキのページを開いている自分がいる。
折角の平日だし、土日は混雑するような人気施設に行ってみよう。東中野の駅前カフェからの『松本湯』さんのコースに決めた。時間があれば、近くの銭湯も梯子しちゃおう!と意気込む。
宣言通り、東中野駅東口のベックスコーヒーでパソコンをカタカタした後、一周目の人たちが帰るであろう15時30分過ぎを狙っての入店。駅からの道程は一本道で分かりやすい。
優しい色合いの木材で出来た鳥居のようなアーチを一本、二本とくぐり、お洒落な看板を横目にいざ入店。さぁ、混み具合は如何に!
待ち無しで浴室へ入場!読みが当たった!とは言え、平日にしてはやはりそれなりに人はいる。流石の人気施設。でもひとまずは良かった。ホッと胸を撫で下ろす。
時間もあるし、今日はゆっくりと温浴を楽しむ。最奥の浴槽は電気、座風呂、寝風呂。寝風呂に身体を預けながら、壁面のモニターに映し出された富士山や桜の絵を眺める。銭湯としてはやはり現代的な装い。
手前の「石」と書かれた浴槽はオーストリア産のバドガシュタイン鉱石を用いたお風呂。底にはネットに入った備長炭が沈められている。お隣の「薬」の浴槽、本日は42℃程度の白湯となっていた。
さぁ、サウナ。ビート板を持って。足元と背面に眩い程度の間接照明。この薄暗い雰囲気が最高なんだよな。BGMのインストのジャズミュージックとの相性も抜群。
縦長のストーブが何とも壮観で思わず見惚れてしまう。L字型三段掛けの座面の色んなところに座って、角度を変えて観察するけど、どこから見ても本当に格好いい。
室温は92℃。20分間隔のオートロウリュ時にはストーブが華々しくライトアップされる。シャーっと勢い良く水が注がれて、たちまち体感温度は上がる。湿度も完璧。
水風呂は150cmの深さを誇る、潜水公認のキンキンのものがメイン。水温は15.5℃。お隣に28℃の不感の温度の美泡水風呂。こいつがまた良いんだ。微粒のバイブラが堪らん。
下手にプラスチック椅子に座るよりも、ここでバーンと身体を投げ出して、寝湯感覚で使用すれば、その倍はととのってしまう。
そんな中で、王道の休憩パターンは「風」と書かれた畳が敷かれたスペース。頭上には銀のダクト。ここから外気がそよ風のように送られる。よく考えたなぁと、心底感心する。
やっぱり松本湯さんは凄いわ。銭湯サウナの完成系です。
男
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら