宝湯
銭湯 - 栃木県 宇都宮市
銭湯 - 栃木県 宇都宮市
栃木の名サウナを巡る一人旅の第三弾。小山市から車で移動すること1時間弱。やってきたのは栃木県の県庁所在地にあたる宇都宮市。繁華街からは少し離れた場所にある「宝湯」さんに訪問した。
人気の無い田舎道にひっそりと佇む銭湯。周辺には田畑がどこまでも広がり、蛙の鳴く声が聞こえる。辺り一体は建物が殆どなく、この銭湯の明かりだけが頼りだ。
暖簾をくぐり、番台にサウナ利用を伝えると、サウナ料金は入湯料に既に含まれているとのこと。あっと驚きの安さ。420円と破格のコスパである。
脱衣所、浴室ともに昔ながらの銭湯といった雰囲気で懐かしさを感じる。湯温が高めのあつ湯に複数のジェットバス、紫色をした薬湯の用意がある。
♯サウナ ★★★☆☆
室温107℃。二段掛け8名収容で上段は中々の熱さとなっている。カラカラ系の昭和ストロングスタイル。遠赤外線ストーブの柵は朽ち果て、年季の入ったサ室。独特な匂いもある。
マットもビチャビチャでお世辞にも清潔感があるとは言い難い。サウナ室自体は銭湯ならではの遠赤ドライといった感じで、そこまでの強みはない。オリンピックの開会式を眺めながら蒸される。
♯水風呂 ★★★★★+★
関東のしきじとは言い得て妙。入った瞬間、これは最高だ!と思わず笑みが溢れる。兎にも角にも水質が抜群。スッキリと爽やか。肌に染み渡る。
水温18℃で強烈バイブラ。バイブラの水泡が身体を包み込む。関東で圧倒的No. 1の水風呂だと思う。最早住めるレベル。収容は3名ほど。
♯休憩 ★★★★☆
浴室から扉一枚隔てた先に芝のようなマットが敷かれた外気浴スペースが広がる。青い傾斜のついた椅子が4脚と白い通常のととのいイスが5脚と数も充分。扇風機から送られる風がとても気持ち良い。
サウナ:6分、8分、10分
水風呂:全て2分ほど
休憩:全て5分ほど
計3セット。93点。
水風呂大優勝!良質な水質はしきじに迫る勢い。天然の地下水好きには堪らないと思う。銭湯にしては珍しく、しっかりとした外気浴スペースもあるので、その点も満足度は高い。
またコスパも異常なので近くに住んでたら毎日通ってしまうレベル。唯一改善点を上げるとすれば、サウナ室の清潔感。マット交換をある程度の頻度でしてもらえれば、あの独特な匂いも少しはマシになるだろう。
何にせよ、サ室の点を考えても、水風呂と外気浴が圧倒的なので、トータルでも充分に素晴らしい銭湯サウナと言えることができるでしょう。湯上がり、外は真っ暗になっていた。人車の姿は多く見かけない。次に向かうのは宿泊先となる南大門さん。ありがとうございました!
男
いやー、私も実は7月に栃木遠征を考えていたのですが、まさにこの4施設!この緊急事態宣言等で家庭内自粛宣言のため7月は断念してました。(笑) やっぱりまずはこの4施設ですよね。
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