【閉店】よしかわ天然温泉ゆあみ
温浴施設 - 埼玉県 吉川市
温浴施設 - 埼玉県 吉川市
その施設に行くと必ずと言っていいほどいる常連に対して抱く感情は人それぞれだろう。
私にとって彼は会話をするわけでもなく、ただ今日もいるなと思う程度で、果たして向こうはこちらの存在を認識しているのかどうかも定かではない。
ゆあみが休業に入る少し前あたりから彼は忽然と姿を消した。再開したことを知らないのだろうか?それとも高齢(と思われる)だから何か大きな病気を患って来れなくなってしまったのだろうか?
ゆあみに来るたびに彼の姿を探している自分に気づく。自分でもこの行動原理がよくわからなかった。
今日のサウナは随分とカラカラなセッティングだなと思いながらサウニングしていると彼は突然現れた。風貌は以前と違うが間違いない。
この時安堵なのか歓喜なのか何とも言えない感情に襲われる。声をかけようかとも考えたが止めることにした。もちろん彼は私がこう思っていたことを知る由もない。
マットが間引かれているため彼のお決まりのサウニング姿を見ることは叶わなかったが、元気そうな姿を見ることができて後でほっとしたのであの時抱いた感情は安堵だったのだろう。
きっとこれからも彼に話しかけることはなく、そして彼もまた私に話しかけることはないだろう。
それがお互いにとっての適切な距離感なのだから。
寝そべり爺、マット反転爺さんは同一人物なのか。という問いに回答得られず仕舞いで早すぎる半年。 戻ってきてくれたことになんだろう、感謝なのか安堵なのか、私も妙な感覚です(笑)
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