野天湯元 湯快爽快 たや
温浴施設 - 神奈川県 横浜市
温浴施設 - 神奈川県 横浜市
📒サウナ日記🌿
気がつけば、ずいぶん遠くまで来ていた。
仕事。 地域のこと。 あれこれ頼まれる役目。 両親のこと。 そして、自分自身の手術。
人生のイベント欄が完全に渋滞している。
「ちょっと待ってください、順番にお願いします。」
と叫びたかったけれど、 現実は容赦なく次の案件を投入してくる。
最近の私はというと、 スケジュール帳ではなく、 ほぼ工事現場の工程表で生きていた。
当然のように――
サウナ、イケナイ。
いや、行けないというより、 気づけば優先順位の下の下のそのまた下。
「あれ?最後にととのったのいつだっけ?」
思い出そうとしても、 記憶のバックアップデータが見つからない。
そんな日々を乗り越え、 ついに来ました。
我らがオアシス、 。
暖簾をくぐった瞬間の安心感。
「あぁ、帰ってきた。」
実家でもないのに実家感。
日曜日ということもあり、 館内はなかなかの賑わい。
サウナ室も満員御礼。 外気浴スペースも争奪戦。
みんな考えることは同じらしい。
疲れた大人たちが、 静かに椅子の空きを待つ姿は、 まるで渡り鳥の休憩所。
でもいいんです。
今日は座れなくてもいい。
この空間にいるだけでいい。
サウナに入る。
熱い。
気持ちいい。
生きてる。
水風呂に入る。
冷たい。
気持ちいい。
やっぱり生きてる。
そして何より――
大きいお風呂はいい。
本当にいい。
最近はシャワーで済ませる日も多かった。
でも湯船に浸かった瞬間、 身体中の細胞たちが拍手している。
「おかえりなさいませーーー!!」
たぶん細胞会議が開かれていた。
束の間の休息。
たった数時間。
でも十分だった。
疲れがゼロになったわけじゃない。
問題が解決したわけでもない。
明日になればまた忙しい。
それでも、 ほんの少し呼吸が深くなった。
ほんの少し肩の力が抜けた。
それだけで十分。
よし。
明日からまた頑張ろう。
いや、頑張りすぎない程度に頑張ろう。
そしてまた来よう。
人生という長距離レースの途中には、 ちゃんと給水所が必要なのだから。
男
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら