サウナセンター鶯谷本店
カプセルホテル - 東京都 台東区
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気がついたら左眼が見えなくなっていた
ジョギングとサ活のおかげか、健康診断の結果がまずまず良かった。
項目の一つに腫瘍マーカーというのがあるのだが、この数値が基準値を超えていると、精密検査を受けなければならない。
両親を癌で亡くし、是が非でもそういった事態は避けたいので、ほっとしたのだ。
検診では身体測定も含まれていて、視力検査を行う。酷いガチャ目で左眼の視力が年々落ちている。
今年も測ってみると、案の定、◯の欠けている方向が全く判別できず、ついには0.1未満の烙印を押されてしまった。
いきなりだが、時を戻そう。
小学2年生の終わり、私の後ろの席に、浅川君という少年が転入してきた。
子供というのは仲良くなるのも早い。席が近かった事も手伝い、その週のうちには兄弟の様にいつも一緒に遊ぶ仲になった。
絵が上手な少年で、私の自由帳にドラえもんを描いてくれたのだが、今でも黒目が大きいドラえもんの姿が脳裏に焼き付いている。
ある時の放課後、二人で砂場遊びをしていた時、砂場に木の板が置いてあった。
私がその板に顔を近づけた時、たまたま近くにいた浅川君が板の端を踏んでしまい、板の上に乗っかっていた砂が、私の左眼にごっそり入ってしまった。
激痛と違和感でパニックになってしまい、ゴシゴシと擦ったが最後、左眼のレンズは磨りガラスのような状態に。
それからというも、お互い何となく気まずく、幼さゆえか、関係をとりなす言葉を持っていなかったので、以前のような関係ではなくなってしまった。
浅川君のお父さんは転勤族だったのか、次の春には転校してしまい、遂にはあの日の出来事の清算は叶わなかった。
今にして思えば、不運が重なった偶然の出来事であり、彼に非は1ミリもないのだが、私が未熟な甘坊であったが為に、必要以上に彼を遠ざけた結果だと後悔して止まない。
左眼についた傷以上に、優しく穏やかな彼の心を傷つけてしまったのだ。
サウナが静なら、ジョギングは動だと感じている。サウナに入って入れば12分計とにらめっこ、走っていれば歩きたくなる気持ちを我慢している。
一見全く違う行為だが、身体を追い込む快感という点では、共通している部分が多いと思う。
私と浅川君を並べると、根っこの部分はとても似ており、あの時の彼の気持ちを思うと胸が締め付けられる。
サウナの横にあるベンチに座っていると、外からの風が心地良い。
目をつぶると、風鈴の音色が涼やかで、左眼をあけるとぼんやりと浅川君の顔が見えた気がした。
鶯谷の風はなんだかサンチマンタリズムで切なく優しい。
サウセンサイコーだ(^^)
私も小3の時に友達が「おはよ!」とあいさつ時タッチングのつもりの鞄のショルダー紐が左目は眼を直撃。眼球打撲と緑内障と白内障を併発し30歳までの失明の確率は50%と言われていました😢無事失明もせず弱視と白内障だけで済んでいますが、当時は仲の良かった友達と、気まずくなりました💦それでも数年するとまた打ち解け、子供が生まれるまでたくさん遊んでいました。私の場合目の怪我のおかげで風の音や春の匂いなど五感で感じることができるようになったので、むしろ感謝しています(˃̶͈̀௰˂̶͈́)و
センチメンタルの共有ありがとうございます。 眼は大事です、いたわってやってください!
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