湯宿だいいち
ホテル・旅館 - 北海道 標津郡中標津町 宿泊者限定
ホテル・旅館 - 北海道 標津郡中標津町 宿泊者限定
道東を旅することになったとき、良い温泉宿が中標津の近くにあるときいて予約した。
知床からの道程は、生憎土砂降りで、農道の轍にハンドルを取られながらたどり着いた。
チェックインして早速浴室へ。
まるでお風呂のテーマパークのように内風呂と川沿いの露天風呂とが揃っている。
サウナもオートロウリュのフィンランドサウナと、温泉を使った低温の温泉サウナとの2種類が設けられている。
まずはフィンランドサウナに。三段あるうちの最上段に腰掛ける。
よく見るとストーブはスカイスパと同じHARVIA社製のものだ。
ほどなくしてオートロウリュ開始。スカイスパのようにシューというミスト吹き出しではなくちょろちょろと水をそそぐスタイル。
しっかりとした蒸気が天井から降ってくる。これはいいぞ。
しばし味わって水風呂に。
水風呂はなんと深さ110cm。しかも温泉をわざわざチラーで冷やした天然水。
水温は20度弱だがこれは最高。
外気浴用の椅子は川沿いに複数。最前列のそれは客室から見えちゃうんじゃないのくらいの川岸ギリギリに。
関係ないが産卵の時期なのか鮭の交尾が普通に目の前で行われていてビビった。
とにかくもう大自然だ。
つぎは温泉サウナに。いわゆる温泉の熱を利用したスチームサウナだ。
熱い源泉が石に注がれて熱くなった石から蒸気が発生している(ように見える)。
温度計は50℃を指している。
アロマも薬草も特にない温泉の「ゆげ」そのまんまなのだが、とても心地よい。
ここは何分でも味わっていられる。
途中浴槽にも入りながら時を忘れて楽しんだ。
お風呂の後はお楽しみ、食堂にて「せせらぎ御膳」。
これが贅を尽くしたというものではなく、ホスピタリティがにじみ出るような滋味あふれる料理だった。
高級リゾートとは一線を画す好い宿で、来てよかったと思った。
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