しろくま

2021.07.04

2回目の訪問

歩いてサウナ

朝帰りからのSAで仮眠の後、車内を駆け巡るロウリュに目が覚めた私は汗まみれだったのです。
「こりゃあかん!せっかくサウナでさっぱりしてたのにこんなに汗を流してしまってはサウナでしっかり汗を絞り取る必要がある!」と、サウナで流す汗とそうではない汗で勝手に差分を付けている夏空の雲を見上げた私の情念の矛先は不思議と西尾にあったのです。この地のサウナは熱波を武器に内部に潜むであろう絶対的なサウナーの闇の力が働きまくりんぐなのか、ラミネートされたサウナ的な広告がサ室や館内の至る所に貼られているのです。
西尾といえばスギ薬局ワクチン騒動…じゃなくて抹茶で有名なのは誰しもが知ってる常識であると私の中で勝手に定義しております。抹茶業界は宇治が強すぎて他の産地が常にふるぼっことかそういう事は言わない約束なのです。私もマッチングアプリで知り合った人と抹茶を堪能しに西尾に来た事が過去にありました。もはやその時に一緒にいた人の顔や名前は記憶のどこにもないのです。1年サウナに通い詰めると記憶は全て熱、水、ととのいに上書きされるのです。やったぜ。
小京都らしさ溢れるはんなりと雅な佇まい、落ち着いた雰囲気とこの辺の温浴施設がここしかないという条件もあって祇園祭や葵祭の時の京都のような混雑具合になる事もある程です。
京都の盆地のクソ蒸し暑い夏を彷彿とさせるサ室にはロウリュでわっしょいな設備も完備、ストーブ上空には不可思議な漏斗があるのです。適時滴り落ちる滝でストーブから奏でられる蒸発音は鴨川沿いのカップルの羅列よ爆発しろの勢いを感じざるを得ないのです。
この国には小京都を名乗る箇所が多く存在します。金沢らへんや山田うどん共和国川越支部のように古き町並みや「京都」という字面に人々が魅了される遺伝子に刻まれた京都至上主義は今もなお遷都しようが知ったこっちゃない程に色濃く残っているのです。京都ではコンビニよりも国宝の方が多いと聞いたことがあります。しらんがな。
今日はタオル捌きを堪能できなかったのですが、いつかまた来た時には熱波甲子園でオーディエンスを汗まみれにしたといわれる卓越した技巧を堪能したい気持ちで胸が一杯なのです。
水風呂と外気浴がでら有能で、水風呂は4人が入れるスペースに2段構成、深い場所で立つと肩まではくるいい感じであります。
露天エリアにはととのい椅子がとにかくたくさん、更には私の敬愛するととのい畳まで備わっているのです。夏空を仰ぎ、夏風に身を委ねればため息もつけないほどに汗が大気に吹っ飛んでいくのです。
ととのい場がサ室収容人数を超えるポテンシャルを持つ施設に対する安心感は絶大なものであります。このまま吉良の海岸で黄昏れたいものですね〜

歩いた距離 0.2km

  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 16℃
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