しろくま

2021.05.09

2回目の訪問

人がどれだけの努力を費やしても敵わない自然という世界、水もまた然り。某大企業のSトリーも「綺麗な水は機械じゃなくて森を育てなきゃ無理!」と南アルプスの次に彼の地の水を虎視眈々と狙ってるとの都市伝説もある程です。私が今作りました。
「身体が飲む水打線」で不動の4番を飾る程に毛穴から忍び込み、身体中の水分を勝手に取っ替える程の親和性を誇り、ととのい椅子にもたれかけた瞬間から体の火照りを心に内包するような自然の愛情そのものであります。(個人の見解です)
水風呂は主役と長年言われておりますが、近年は外気浴こそ主役と定理を覆す程にサウナ各位の絶え間ない努力は今もなお研鑽の手を止めないのです。
しかしながら彼の地の水を知ると「やっぱり水風呂主役だわ!Fuuuuu!!」と掌くるっくるになる者も数知れずであります。
理解の範疇を超えた感覚的な要素を言葉にするにはあまりにも余白が足りません。
今日私はこの地にリベンジしに参ったのです。
前回は薬草サウナで耳をこれでもかと焼かれ、あの水を満喫できなかった気がしたのです。そういうテキトーな言い訳を作ればまた来る理由になる私の常套手段です。
駐車場も混雑、館内も賑わっておるのです。
どこをどう見渡しても若者がひしめき合っているのです。こんなサウナ見た事ねぇぞって程に若者が大挙して訪れているのです。ととのい椅子争奪戦が止まる事を知らない程でした。
とりあえずフィンランドサウナで汗腺を慣らしていこうと、のんびり蒸されました。
蒸される最中も視点は常にあの滝を見ているのです。全ての熱量を吸い込んで深海2500m以上と言われる駿河湾の底まで沈める程の奇跡を期待していたのです。
待ちに待った奇跡との邂逅であります。
入水し、その絶妙な温度、瞬時に肌を飲み込んでくる程の親和性の高さに「逆に身体が水に取られるんじゃねぇか」と感じてしまったのです。
奇跡の水は心だけじゃなくて身体まで持っていくのか!と私も必死に抵抗しておりましたが、奇跡の中に浸かってる時は抵抗など無意味でありました。気づけば私は水が出る所に手を構え、身体の中に取り込んでいたのです。
椅子にもたれた私は奇跡の力で己自身が水になったようでした。エヴァかな。
人類ととのい計画の中枢で日々人々に祝福をもたらしている水を堪能し、続いて薬草サウナに宣戦布告をしたのです。
私も成長したのかわかりませんが、カレーの匂いが込められてる蒸気の中でひたすら心地よい気持ちでいたのです。あれこれマジで永遠に入っていられるぞ、そういう方向の予定外は要らない…とネタにするのにとても困るリベンジでした。
4時間かけ、10回戦くらいして私は水になったのです。

  • サウナ温度 60℃,110℃
  • 水風呂温度 17℃
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