第二喜多乃湯
銭湯 - 東京都 東久留米市
銭湯 - 東京都 東久留米市
健康診断でレッドカードを叩きつけられてから1週間が経った。炭水化物の摂取量を一気に減らしたところ何をやってもやる気が出ず、一度もサウナに行けなかった。ジムに通い始めてからやっと栄養バランスを見直して、体調も徐々に良くなってきたので久しぶりの第二喜多乃湯に訪れた。
#サウナ
一部界隈で水質の良さが浸透し始めた第二喜多乃湯だが、私は改めてサウナ室の素晴らしさを主張したい。床から天井の高さまであるストーブはグオングオンと常に唸っているが、ドアが開閉するたびに入ってくる水風呂の冷気が室内を絶妙な温度に保つ、だが油断をしているとその冷気が湿度となって猛烈な熱感として襲ってくる。今日は利用客が少なかったので上段は過剰だ、下段で野球中継を眺めている間に汗が滝のように流れていることに気付く。サウナから出ればそこには桃源郷、もとい水風呂が待ち構えている。蛇口からは井戸水がドバドバ流れていて、まるで渓谷を流れる清流のようだ。
#水風呂
良い水風呂からは良い香りがする。汗を流したら一気に頭頂部まで沈むと尻が底にトンっと触れる。来たる外気浴でトランスを楽しむためにも頭皮の毛穴まで引き締めたいので、潜水可な水風呂は最高だ。出る前にしっかり蛇口から水分補給をする。腹がパンパンになるまで飲んでも足りないくらいだ、何故なら外気浴の後に激アツの湯船が待っているからである。
#外気浴
タバコの煙が苦手でなければ喫煙スペースで外気浴が楽しめる。今夜は気温・湿度・風の冷たさ、どれも完璧なコンディションだ。私より先にサウナに入り後に出てきた常連さんが目の前に座った。機関車のような湯気が全身から立ち昇り夜空へ消えていくのが何だかおかしくてボーッと眺めていた。
#湯船
体が冷えたら浴室に戻るのだが、そこには二つの選択肢がある。サウナに戻るのがセオリーだと思うが、敢えて湯船に一度入ってみる。今日は変わり湯ではないので概ね44℃前後だろう。フリーズドライの卵スープのように冷えた体がほぐれていく。筋肉痛の腰部を電気風呂で刺激するとまた心地良い。ジムのシャワーは楽で良いがやはり日本人は湯船が一番かもしれない。
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