2020.07.27 登録

  • サウナ歴 6年 9ヶ月
  • ホーム 第二喜多乃湯
  • 好きなサウナ プレジデント 湯乃泉グループ スパジアムジャポン(セカンドホーム) 山梨の全て 水質でぶん殴ってくる水風呂 銭湯(中村浴場、ゆパウザ、源の湯、秀の湯、友の湯 小松湯) コロナの湯小田原店 スパアルプス おまき温泉スパガーデン和園 森乃彩 おぶ〜
  • プロフィール 良い風良い水良いサウナ。トランスの中に感じたNirvanaとの邂逅の記録。少しの間温浴スタッフとしてロウリュサービスしてました。 ヒューム値の低い、現実感の薄れるサウナが好きです。能動的孤独感を目指してます。 水風呂=スクラントン現実錨
絞り込み検索

地域

選択する

条件

選択する

ぶっころりー

2025.01.26

245回目の訪問

第二喜多乃湯

[ 東京都 ]

何だか今日はやる気があったので世田谷を3時間近く歩いてみた。距離にしては大したことはないがカメラを2台背負って贅肉をプルプルさせながら歩くとなかなかの運動になる。昼にロースカツ定食を食べたけども計算上は0カロリーになるので問題ない。
美術館にも立ち寄った、大量の子供と家族連れに揉まれてすっかり疲れてしまい日が暮れる前に家に帰った。今夜はヒバ湯だ。今年の秋ごろに青森へ行く予定なのでその予習にも丁度良いだろう。

駐車場からコインランドリーの横を通る、その時点でヒバの香りが蛍光灯の光と一緒に夜の街に溢れていた。歩きながら調べてみると厳密には青森ヒバと檜は違う植物らしい。どちらもヒノキ科に属しているものの、密度や香りなどそれぞれ特徴があるらしい。木材にも適材適所があるのだと学びつつ浴室へ向かう。

さすがは変わり湯の日なだけあって、カランはほぼ満席だ。身体を清めて湯船に浸かる。浴槽の左右に洗濯ネットに入ったヒバのチップが浸かっていて、とりわけ向かって左側はジェット風呂の水流に揉まれて水面に浮いたり沈んだり忙しそうだ。ヒノキチオールが溶け込んでいるのだろう、お湯がほのかに薄緑色に見える。そしていつにも増して温度も激アツな仕上がりだ。0.1tに耐えた両足を労いつつ肩まで浸かる。最高だ。

サウナ室にもヒバの香りが充満していた。まるでロウリュサービスを受けているようで気持ちよかったが、せっかくなので湯船をメインに約1時間堪能した。

ラストは湯船で5分耐えて水風呂に沈み退館。明日からまた頑張ろう。

続きを読む
46

ぶっころりー

2025.01.24

1回目の訪問

最近所用で亀有に来ることが増えたのだが、この辺りの銭湯の活気の良さは都下とは全く違う。どの店舗も特徴があり、毎日どの銭湯に行こうかと悩んでいるだろう地元のサウナーが羨ましい。
そんな私も何店舗かの候補の中でアクアドルフィンランドを選んだ。噂ではその良さを聞いていたが想像以上だった。

まず名前をよく見て欲しい。アクアドルフィンランド…アクアドル…フィンランド…?フィンランド!!(地球儀グルグルグル)
そう、実は店名にあのサウナの聖地とも言われるフィンランドが隠れているのだ。これは間違いなくサウナに対する自信の表れだろう。
無理やり上半身と下半身を分けられたイルカの抗議の視線を感じつつサンダルを下駄箱に入れる。

脱衣所では地元の常連さんらしい方々がゆっくり着替えながら談笑をしている。肌着を何枚も重ねてユースキンをたっぷり塗る光景はどの銭湯でも恒例なのだろう。冬は乾燥するので保湿は十二分に気を付けて頂きたい。

#浴槽
浴室には大きなイルカのタイル絵が目立つ。身体を清め、至近距離でよく見ようと湯船に入ると激アツ!一瞬躊躇したがエイヤと入る。
湯船から見るとまるで夢で見た大海のようだ。永遠に泡が海底から昇るクラムボンもびっくりな南の海、巨大な水流がジェットのように噴き出る東の海、様々な地形が織りなす複雑怪奇な生態系を育む北の海だ。この巨大なジェットが、浴槽をうまく攪拌してどこにいても水流で揺さぶられる。イルカと熱帯魚を見ながら子供の頃の妄想に浸る。なかなか楽しい。

#サウナ
階段を登ると出現するサウナコーナー。少しレトロだが熱感は素晴らしい。サウナマットは使って良かったのか謎だった。水風呂の水質も素晴らしい、多分飲めるんだろうなぁ…と肌感。座ると途端にグラグラ来る、頭の中でイルカがダンスをしている。我は海の子白波の〜久しぶりにトランスを味わう。サウナ最高!サウナ最高!

#ガーデン風呂
水面下にあるオレンジのライトはまるで沈む太陽のようだ。キラキラとバイブラに反射して夕方の波打ち際にいるようである。
キャッハウフフとイルカと手を繋いで砂浜を走る。沈みゆく夕焼けの、その先を見に行こうと誘われたので潜ってみると絵にも描かない美しさ…

目を覚ましたら大粒の雨が降っていた。どうも湯船の中で90分ほど寝てしまったらしい。
何度か溺れかけた記憶があるので、誰かに助けてもらった可能性が否めない。同じ時間帯の方々すみませんでした。気をつけます。
また来ます!

続きを読む
50

ぶっころりー

2025.01.16

244回目の訪問

第二喜多乃湯

[ 東京都 ]

やけに静かだと思ったらいつもの常連さんが不在だった。指定席のカランはぽっかりと空いていて、たった1人居ないだけでこんなに浴室が広く涼しく感じるのかと驚いた。

我々は約37℃の発熱装置だ。2人集まれば74℃、10人いれば370℃とサウナストーブの火力に匹敵する。狭いサウナ室に2つもストーブがあればそりゃ熱いに決まっている。おそらく常連さんが沢山いる施設ではこの猛烈な熱がどんどん人を引き寄せて、心を支え励まし明日への活力を与えるのだろう。きっと各人さまざまな期待を胸にサウナの暖簾をくぐっているのだと思う。

普段はそんなに意識することは無いのだが、静かな第二喜多乃湯はちょっと寂しかった。私は身体も心も温まりに来ていたのだと気付けた夜だった。

続きを読む
51

ぶっころりー

2025.01.05

2回目の訪問

イーストランド

[ 東京都 ]

奇跡の9連休最終日はイーストランド。

触れる水分は全て軟水、薬湯も電気風呂も水風呂もトロットロ!
サウナの熱さも素晴らしく、やはりテレビを見ながらのんびりするのが個人的に好み。湯船の段がザラザラしてたり細かい気遣いも名店と呼ばれる由来ですね。

明日からの気力を貰えました、ありがとうございました!

続きを読む
40

ぶっころりー

2025.01.04

27回目の訪問

サウナ飯

毎年恒例のラーメン二郎ひばりヶ丘駅前店年始PP(ポールポジション)争奪戦。去年は4:30に着いたら先客がいて悔しい思いをした。今年はいつもの友人は夜に親戚の集まりがあるのでニンニクは食べられないとリタイア、そこで普段は島で暮らしている友人を誘うことにした。友人を拾い店に着いたのが3:30、念願の先頭に歓喜する私と明らかにテンションが低い友人。6時ごろ急にポコポコと殴り始めたのでポコポコ殴り返した。多分寒かったのだと思う。
 何だかんだ9時にお店はオープンして、芯まで冷えた身体に濃厚ヒバジ汁を流し込んだ。友人はシバリングで箸を持てていなかった。

 流石に申し訳ない気がしてきて、どこか行きたいお風呂はないかと問うと、彼は震えた声で「スパジャポ」と答えた。

 9:50入店、身体を清めてまずは湯船に向かう。どあにも皆考えることは同じみたいでスパジャポで一番熱い季節の湯は既に満員だった。そこでガラガラだった壺湯に友人と隣同士で入る。外気がしっかり冷えてるので、40℃前後でも十分に熱い。つま先を水面から出して肩まで湯に浸かる。空は快晴、外壁にぶつかり落ちてきた北風が、湯気を拾い空に帰って行くのが分かる。また時折ドウドウと音を立てて耳元を通過して行く。良い露天風呂は風が常にランダムに吹き込む、スパジャポ然りおふろの国然り。

 とりあえず下茹でが出来たので次はサウナだ。こちらもかなり余裕があって半分も埋まっていない。迷わず最上段、すかさずロウリュが始まる。石は鳴かないが蒸気はしっかり発生、ンゴギュイイイインとブロワーが発動すると背中までしっかり蒸気が届く。これで一瞬で発汗するが、深呼吸に意識をして深部体温を上げるように気をつける。中途半端なサウナ浴ではスパジャポ名物炭酸水風呂には立ち向かえない。

 トイレですら大混雑なスパジャポでも唯一ガラガラな場所がある。炭酸水風呂だ、基本的に誰もいない。
入れたつま先からシャワシャワした感覚、猛烈な炭酸濃度で、すね毛に泡が付着し微力だが浮力を得る。奥まで進み一気に肩まで沈む、全身の皮膚がピリピリし爽快感を楽しんだのも束の間、股間に猛烈な痛みに腰が浮く。もうこれは慣れるしかないのだ、脚をパタパタ動かそうが手で大切に守ろうが意味はない。3分とか入っているおじさんを見かけたら是非股間を見て欲しい、梅サワーに入ってる梅干し並みにナニに泡が付着しているのが分かるはずだ。顔は菩薩だがナニはもうとんでもない事になってる。
思えばよく通っていた頃は、痛がる若者に「痛い奴は性病だぞ」と揶揄っていた。あのバチが今来たのだろう。悪いことをした。

今年も良いことがありますように…

ラーメン二郎 ひばりヶ丘駅前店

大豚 味玉

今年もお世話になります。

続きを読む
21

ぶっころりー

2025.01.03

13回目の訪問

06:30 仮眠室で目が覚める。
夜中に読み始めたはじめの一歩が面白すぎて、計2時間半しか寝れなかった。止むを得ず二度寝をする。

06:40 友人に起こされる。
もう少し寝たいと懇願するも毛布を引き剥がされ浴室に連れてかれる。なんてやつだ。

身体を清めてサウナに入る。間も無くスタートする復路に際して、テレビでは昨日の熱戦を振り返っていた。今朝もダンディロウリュはあったのだろうか、日中とは違うチリチリとした熱さに汗が止まらない。人の出入りが少ないのもあると思うが、早朝のサウナ室は人を寄せ付けない秘境のような、一種の排他的な感覚がある。ここが神域であればダンディは神官だろう。祈るように頭を下げ感謝を込めて汗をかく。

朝の水風呂は15℃台だ。バイブラ無し、オーバーフロー、これだけ熱いサウナに対して水風呂はどこまでも人に優しい。しかし気持ち良すぎて出るタイミングを失うと言う点では、捕食生物のような恐ろしさもある。優しさの裏には何があるのか分からない、そんなこともAKCは我々に教えてくれる。

いつもより冷えた身体で外気浴に向かう。椅子に座ると真上から風がビュービュー吹き込んでくる。タオルで水分を拭くと肌がピンっと張るような感覚、毛穴が締まり熱くなった血液が表皮体温を上げようと勢い良く流れ始めているのが分かる。徐々に肌全体にマーブル様の斑点が出現した、いわゆる甘みというやつだろう。
眼前に座った友人の背中も赤信号の様に真っ赤だ。2人して全身から湯気が出ている、まるで漫画に出てくる巨人のようだ。今なら足元に小さな人間が居ても気持ち良すぎて気が付かないだろう。

体が冷えてきたので鉄輪の湯で温まる。草津の湯とは違った香りに包まれ、夏にバイクで走った別府の温泉街を思い出す。

ぼちぼちUターンラッシュが始まるそうで、8時前には退館した。車に荷物を置きぎょうてん屋でギ郎を食べる。ジロリアン的にはスープにパンチが足りないが、そんなことは気にせずワシワシ食べる。硬め注文で出てくる立体的な麺が好きなのだ。300gに焼豚丼でも足りない自分の胃袋がちょっと心配になる。

冬空の下、大看板は立っていた。
よく見ると文字プレートが無くなっていて老朽化が目立つ。でも昨夜のビンゴ大会の盛況や、常連さんの熱い眼差し、良くチューニングされたサウナ室にラッコ湯と鉄輪の湯と、厚木健康センターはまだまだこれからだと感じ取ることが出来てとても嬉しかった。

草加健康センターには無い魅力がここにある、厚木健康センターよ永遠なれ!

続きを読む
55

ぶっころりー

2025.01.02

12回目の訪問

紙面であればアルコールで揺れる筆跡をお見せ出来ただろう。

しかしデジタル万歳なわけで、いくら私の脳髄まで酒精で満たされたとしても文面を読んだ程度では分からない。乱雑な文章の上に狂気が宿るのではなく、その筆圧の奥底に見え隠れするものなのだ。

そんなことは置いといて、私は漫画に囲まれながらこの文章を書いている。毎年恒例1/2-3にかけてのAKC宿泊新年会だ。メンバーは中学からの同級生で今だに私と交友がある友人Aと痛風なのにビールを飲んじゃうウッカリ屋さんの私である。麦茶を買ってきてくれと伝えたのにコーラを買ってくるA君は私のことをよく分かっているに違いない。漫画にコーラが触れないように注意深く一口飲んでからスマホに手を伸ばした。

AKCといえば薬湯と草津の湯が利用出来なくなり、音沙汰もなく一部の利用者を不安にするという時期があったが、12月に入ってラッコ湯と鉄輪の湯に生まれ変わったと聞き安心をした方も多いと思う。かく言う私もその1人で、別に湯船が復活した云々ではなく今後も営業を続けようとする意思を運営側に感じて安心した次第だ。私と同じように感じた方も多いと思う。

運営側のことなんてさっぱり分からないが、私にとって厚木健康センターは特別な場所で唯一無二なのだ。先日の岐阜旅行でも、東名から見えたネオンに勇気付けられたばかりだ。出来れば結婚して息子や娘が生まれたら連れて来たい、そのためにもあと100年くらいは頑張って頂きたい。そのうちAI婚なんて出来て電子の海から私を愛する存在を抽出出来る日も来るかもしれない…

最先端のデジタルデバイスに妻と愛する子供を入れて土曜日の早朝に私はサウナ室に居るだろう。ストーンにアロマ水がジョウロでかけられる、100年後の世界では人よりも生活域を拡大しているミントの香りだが、わざわざ抽出する連中などほとんど残っていない。だがサウナーと言う連中はこの香りを好む。ロウリュの音がミントの断末魔に聞こえるのだそうだ。登山隊も面々は変わらないが、皆ボタン一つでバリアを張れる新しいサウナハットを被っている。これさえあれば月面でも外気浴を楽しめると流行っている。

お父さん…なんかすごく熱いよ…

デバイスから脳内に声が届く、しまった今日は旧式のスマートウォッチを持って来てしまった。すでに時は遅く重く熱いロウリュが体を上から押さえ込む。ノイズが混ざる妻と子の声、あぁ私はまた間違いを…

友人の声で我に帰る、受付でもらったドリンク券で飲みに行こう、という誘いにただ頷くことしか出来なかった。

酒は良くない、サウナに入ったらお酒はNO❗️

続きを読む
60

ぶっころりー

2025.01.02

243回目の訪問

第二喜多乃湯

[ 東京都 ]

本当は元日の午後に行くはずだったが家に着くなり爆睡してしまった。起きたのは本日6時、まだ気が早いなと思い二度寝をしたら起きたら太陽はとっくに昇っていた。正月らしい生活リズムに我ながら呆れる。

番台さんに毎年恒例の石鹸を頂く。普段はどれだけ早く来ても15時からしか入れないが、今日は太陽の光がキラキラと窓から入ってくる。思わずカメラで何枚か撮っていたら後から笑い声が聞こえてきた。振り返るといつもの常連さんがニヤニヤしながら立っている。カメラを向けたら逃げるように脱衣所に入って行った。

脱衣所も浴室も満杯だ、残り少ない椅子を取り身体を清める。夜の時間に来なくなった常連さんが何人か居て挨拶をする。例え生活リズムが変わっても、それぞれのやり方で第二喜多の湯に来ているらしい。やはりここに通い始めると、よっぽどの事がない限りは通わなくなるという選択肢は無いのだろう。

サウナでは箱根駅伝が放映されていた。汗をかきながら見る駅伝は最高だ。仲間にタスキを渡して倒れ込む姿にウルッとしてしまう。地面に手をつき肩で息をする背中から湯気がたつ、それは闘志であり闘魂であり青春という炎の副産物だ。

水風呂から見上げると天井から青い光が差し込んでいた。バイブラに溶かされ排水溝に流れていくクラムボン達にシンパシーを感じ始めたら頃合いだ。

青空の下で外気浴、誰かのタバコの香りで吸った気になる。いつも会う常連さんも明るい中だと印象が違う。一昨日あったばかりなのに、久しぶりに顔を見たように皆嬉しそうである。よく考えたら最後に会ったのは去年のことなんだよなぁと笑顔の理由を何となく理解する。かく言う私も破顔一笑だっただろう。

帰りに番台さんに鍵を渡すのも久しぶりだ。今年も、だけでなく末永くどうぞよろしくお願いします。

続きを読む
49

ぶっころりー

2025.01.01

11回目の訪問

水曜サ活 サウナ飯

去年に引き続き4時に起床、バイクに跨り川崎の東扇島東公園に向かう。ここは水平線は見えないが広々としていて個人的穴場スポットだ。昇ってくる太陽に手を合わせて、新年の挨拶と2025年の要望を祈る。ナムナム!

凍えた身体をほぐすにはやはり風呂とサウナである。近頃はサウナのみの施設も増えたが、やはり日本人として熱いお湯に浸かりたい。元旦から営業していて熱いお湯がありサウナも良く更に元気も貰えて飯もうまい、となると選択肢は一つだ。

首都高を飛ばして8時ちょい過ぎに到着、券売機の前で仁王立ちの熱ッスル大野氏に挨拶をして大混雑のフロントをするりと抜けて浴室へ向かう。今日の替わり湯は黄金に輝いている、縁起が良さそうだ。身体を清めて早速浸かるとキンモクセイのような良い香り、気がついたら30分ほど寝てしまった。

9時の熱波は満員御礼、去年は数席空いてた気がするがそれがたまたまだったのか?
熱ッスル大野氏の熱い語りを聞きながら己の中のボルテージがどんどん上がっていくのが分かる。井上さんの時は20分くらい口上が続くこともあったが、熱ッスル大野氏は短め。皆で讃美歌を叫びながらアロマ水をぶっかけられたストーブを見守る。爆発し一瞬で室内を満たすスパイシーで甘い香り、堪らない。

おお凄いぞ、素晴らしいぞ、よく見たから可愛い顔してるな…

猛烈な勢いで蒸気を発するストーブを褒める、人を褒めればその分返ってくると聞くので、ストーブでも何でも褒めると良い。そのおかげか、石に空いた穴から私に向かって蒸気が噴出された。この世の全てに感謝である。ついでに拝んでおく、ナムナム!

少し早めに出て水風呂に沈む、沈みすぎるとさっき見た初日の出の向こう側に行ってしまうので露天へ逃げて椅子に座る。

鶴見の空は広い、一見すると青いだけだが何かが空に浮かんでいたら黄金色に染まっているだろう。目に見えないだけでそこにあるものが世の中には沢山ある。そしてそれらこそ、重要な役割を果たしていることも多々あるのだろう。
ストーブから発された蒸気も空を横切る太陽光も、見えないけどきっとあるのだ。

アホみたいに寒くなってきたのでアツ湯へ逃走する、ふろ国のアツ湯はスーパー銭湯には無いレベルで熱い、素晴らしい。かつて仲間と来て熱波道の抽選に私だけ外れた時、井上さんに温冷交代浴を勧められたが、それが出来るにはある程度熱い必要がある。この素晴らしいチューニングに拍手!

この後プロレスを見たりいつもの唐揚げ噴火定食を食べたら、人生初のケアケアで爆睡するなどおふろの国を全力で楽しみました。ふろ国サイコー‼️

🎍本年もどうぞよろしくお願いします🎍

からあげ噴火定食

ザクッ!ジャワワ〜で美味い!ご飯が足りない!

続きを読む
46

ぶっころりー

2024.12.31

242回目の訪問

第二喜多乃湯

[ 東京都 ]

常連さんが経営しているお蕎麦屋さんで年越し蕎麦を受け取ってから第二喜多の湯へ。年内の汚れは年内に、サウナの中で紅白でも観ましょうかと夕飯をかっ喰らい向かうと駐車場がほぼ満車だった。去年か一昨年はガラガラだった記憶があったので驚いて中に入るとロビーでは宴会の真っ最中だった。真っ赤っかの常連さんが10人ほど集まり観てるテレビはスポーツ王、紅白に興味が無いらしい。

脱衣場に入ると最近お会いしていなかった方ばかり、最近来ないじゃんねー引っ越したかと思ったよ、と声をかけられ、ついでに年の瀬の挨拶をする。

浴室は9割は常連さんだった、四方八方に挨拶をしつついつも通り身体を清めてサウナ室へ。しかし予想外に放映されていたのは孤独のグルメだった。チャンネル変更を申し出ようとしたが、やはり大人気ドラマは面白い。寒い大晦日の放映に沖縄でステーキを食す五郎ちゃんが映る。こんがり焼けたステーキがナイフで切り分け口に運ばれる度に常連さんの喉が鳴る。私は先ほど食べたサシたっぷりのステーキ丼を思い出して、胃もたれに苦しんでいた。

サウナの後は必ず立ちシャワーで水を浴びる。水風呂以上に冷えているように感じて最高に気持ち良い。髪の間から水風呂を観察し、人が居なくなるタイミングを待つ。私より先に出た常連さんが出てサウナ室に動きがないことを確認して水風呂へ向かう。

ここの水風呂を知って6年くらいになるが、本当に素晴らしい水質だ。以前よりも蛇口の水量は減ったが、それでも十分すぎるオーバーフローだ。開店直後の古くから通う常連さんたちはかけ水をせずに飛び込むそうだが、先代の番台さんの時代は逆にかけ水がマナー違反のような時代もあったそうな。たとえ汗まみれの男が入った後でも気にせず飛び込めるほど、豊かな水量と良好な水質なのだとヌシの1人が教えてくれた。

来年はどんな年になるだろうか、良いことばかり起きれば良いがそうは行かないだろう。良いこと悪いこと普通なこと、それらがバラバラに生じることで波が起こり風が吹いて天地は色を変え人生は豊かになる。上り調子と下り調子は交互に来るものだ、どうしても辛い時は第二喜多乃湯に来て水の流れに身を任せて湯船で深呼吸でもしよう。

続きを読む
41

ぶっころりー

2024.12.22

84回目の訪問

サウナ飯

都会はつくづく怖い。

多摩地区から埼玉にかけて生息している私にとって新宿も渋谷も怖すぎる。デイリーヤマザキもヤオコーも無い街で何を求めれば良いのか。

マッチングアプリで約束していた時間から2時間経ち、流石にもう帰ろうかと思った矢先に今日は難しいとメッセージが来た。とっくに冷えたマグカップを片付けて喫茶店を出る。一旦外に出れば数百人という往来に飲み込まれる、肌感覚として個から集へと馴染んでいくような気がする。誰もイチゴを食べる時に種ひとつひとつに気を配らないだろう、咀嚼されれば皆一緒なのだから。

でもせっかく都心に来たのだからと池袋まで移動した。我らがかるまるにはキツイ思い出しかないが、今の私の価値観の根底となる部分でもある。

#サウナ
相変わらずのケロサウナ。ケーロケロケロと合唱はできないが、狭い箱ならではの一体感がある。セルフロウリュが3杯目に達して皆で下の段に逃げる。昔、桶の水を全部ぶっかける常連さんがいたが、今でも来ているのだろうか。今となれば良い思い出である。

#水風呂
どうも釜爺の策略で水質が向上したと聞いたが、確かに以前よりも美味しそうになった気がする。サントルなんてサウナ後に飲むなら最高だろうし、22℃くらいなら腹を下している時にもちょうど良いように思える。やはり水質の良い清潔な水は飲んでみたくなるのが生物としての性だ。野生に近い本能がサウナーを最適解まで辿り着かせる。

#外気浴
元テレビがあった裏側の椅子が私のベストポジションだ。ここで寝転がって空を見上げると色々どうでも良くなる。



「本当は結婚したくないんでしょ、1人でいるのが寂しいだけなんじゃないですか?」


初対面でそこまで言わなくても良いじゃないか、そう言い返したかったが言葉が出なかった。新宿のとある喫茶店、両隣は女子会の最中だろうがこちらに聞き耳を立てているのが伺えた。

人は皆何かに所属をしたい欲求があるとマズロー先生が説いたように、あなたも私も寂しいのだ。

深夜のどこかのサウナ室にて孤独とは何かと考える。

唐揚げ定食

マヨネーズがついてるのはデブ的にポイント高いです

続きを読む
66

ぶっころりー

2024.12.15

2回目の訪問

サウナ飯

大垣サウナ

[ 岐阜県 ]

大垣サウナに朝が来る。宴会場にはウワバミたちが人の姿に戻りぐうぐうとイビキをかいていた。
そっと起き上がると関節に痛みはない、どうやら私はあんこう鍋を食べたことでβ世界線へ移動して痛風の存在しない世界に辿り着いたらしい。これが運命石の選択か…なんてぶつぶつ呟きながらトイレへ急ぐ。

戻ったら部屋には誰もいなかった、急いで下に降りると皆裸になって急いでいる。どうもモーニングを食べにいくのだとか。厚木登山隊もそうだが、重度のサウナーは内臓が丈夫すぎる。かく言う私も胃袋は絶好調なので同行することにする。まずはアツ湯で身体を目覚めさせてサウナへ。朝番組を見ながら入るサウナでしか得られない栄養素があると思う。水風呂で手早く毛穴を締めてチェックアウトする。

昨夜宴会の後に生姜焼き定食を食べたのでその料金も一緒に払う、ひょっとしたら夢かもと思っていたけども…

喫茶店待夢(タイム)はドリンク代を払えば軽食が無料で付いてくるのだが、量も味も軽食とは言い難いレベルだ。しかも味の濃い揚げ物系がメインとなっていて、普通なら朝にはキツイはずだが皆もりもり食べる。

この2日で1週間分くらい食べた気がする。いつまでも美味しく食事ができるような体質になりたい。

待夢珈琲店

関西風とんかつ天津飯

あんかけがトロッとして美味しかったです🤤

続きを読む
62

ぶっころりー

2024.12.14

1回目の訪問

サウナ飯

大垣サウナ

[ 岐阜県 ]

今回の旅のメインイベント、全国に名を轟かせる大垣サウナである。春先のツーリングでは近くまで来たもののタイミングが合わず悔しい思いをしていた。今回はXの繋がりで忘年会に参加させていただいた。本来は仲の良いメンバーで楽しくお酒を飲むのが忘年会で、初参加の者がいても盛り上がりを妨げるのではと若干不安だったが、蓋を開けてみれば皆さんとても良い方で優しく余所者の私を受け入れてくれた。おかげさまでとても楽しい夜を過ごすことが出来た、感謝しかない。

#サウナ
われらサウナ人の黒い看板が神々しさを醸し出す。セッティングはややライトで長くのんびり楽しめる。初めてまともにサウナパンツを履いてみたが、履いても履かなくても熱耐性には影響がないことに気付いた。そりゃサウナで鼠蹊部を守っても深部体温には関係ないのだが、ちょっと興味深かった。

#水風呂
圧倒的水質の良さ!試しに飲んでみるとめちゃくちゃ美味しい。しきじより美味しいかもしれない。うまい水風呂は気持ち良い、これは世界の定理である。

#アツ湯
そんな水を沸かしているのだから気持ち良いに決まっている。普段はもっと熱いそうだが、東京でこの温度を提供している風呂は少ないだろう。おまけに底が爆発しているかのようなバイブラも素晴らしい。水風呂との温冷交代浴も楽しめる。

#あんこう鍋(忘年会)

あんこうビール酒酒アンキモアンキモ…私の中で狂騒曲が流れる。次々に注がれるビール、脳内に痛風の恐怖がチラリとあったが、このために今日は水を2リットル飲んできたので大丈夫だろうとグイッと飲む。

ビールビールあんこうあんこう里芋…根菜にも出汁が染みて美味しい。アンコウは骨が多いがそこからの出汁を野菜が十分に吸っている。米の代わりにビールを飲むがやはり私はあまり酒に強くない。周りには人の姿をしたウワバミが沢山いるのでそれを眺める。どんどん空になるビール瓶が、警察が証拠を押収したみたいに並べられていく。

白い服を着た女性にビールを注いでもらう。多分有名な方なのだが名は知らない。無知を恥じつつビールを飲む。アルコールは起爆剤だ、コウコウと燃える足元で日常と繋がった糸が燃え尽きようとしていた。

大忘年会

赤星うまい‼️

続きを読む
44

ぶっころりー

2024.12.14

1回目の訪問

サウナ飯

新岐阜サウナから大垣サウナまでそれほど遠くない。当初の予定通りアクアトトでデカい魚に翻弄されたが、まだ昼を少し過ぎたくらいだ。岐阜城、大垣城、もう少し足を伸ばして関ヶ原など観光スポットはこれでもかと用意されているが、私も端くれとはいえサウナーだ。フォロワーさんのススメもあり湯どころみのりさんにお邪魔することにした。旅先での梯子サウナほど興奮するものはない。

入り口に着くと見覚えのあるマークがある。調べてみると私の愛する森乃彩やCOCOFUROかが浴場を運営する楽久屋グループだそうな、岐阜に来てたまたま勧められた施設がこうだと運命的な何かを感じて、期待に胸が高まる。

#サウナ
タワーサウナ、タワーサウナ、本当に素晴らしいセッティング。おもらしロウリュが適切に湿度を与えつつ遠赤外線ストーブが吠える。また湿度の抜けも良いのだろう。激アツガンガンサウナというよりは、草加健康センターのSSK師匠のロウリュ30分後に近い。新雪が積もった後のようなしっとりとした空気感だ。これを機械的に再現するとは恐れ入谷の鬼子母神だ。今まで入ったすべてのサウナ室の中で一番好きかもしれない。仮にサウナの神がいたとしたら日本支部はここだろう。

#水風呂
入り口に近いのは19℃。サウナーにとってはウェルカムドリンクだが、これが無いと始まらない。2段冷却も良し、掛水にもちょうど良い。サウナ初心者の友人を連れてきても安心だろう。自分は横の14℃の水風呂から見守れば良いのだ。
この13℃の水風呂の方が広くて深い、でもこの温度なので長く漂うサウナーはあまり居ないので気持ちよく波をたてて楽しめる。

#その他
露天のフィンランドサウナも良かった、セルフロウリュが5分おきに出来るのもポイント高い。一回のサウナで頑張れば2回は楽しめるという算段だし、自分で出来るチャンスも多い。その目の前にある水風呂は湧き水のようなバイブラで神々しさすらあった。キラキラ輝く泡が一瞬で消え流れていく、水質の良さも伺える。

足湯を楽しみながら外気浴を楽しむ、視界には青空。やはり北陸が近いのもあってか関東よりも風は冷たい。ほのかにスキー場のような香りもする。雪が降ればバイクは走らないので、タイミングはちょうど良かったのだろう。

アホなので風呂上がりに豚キムチ丼とあんみつソフトを食べる。アンコウに喰われちまえ。

豚キムチ丼

ピリ辛でうまい!

続きを読む
41

ぶっころりー

2024.12.14

2回目の訪問

サウナ飯

新岐阜サウナ

[ 岐阜県 ]

起床してすぐにサウナに入れるのがホテル系サウナの魅力の一つである。半覚醒の状態で入るアツ湯は最高だ。バイブラに翻弄されていると朝熱波があるそうで参加することにした。

岐阜に来てまさかの熱波道スタイル、長めの口上と扇がない宣言に驚く。キューゲルが二つ置いてあるのも気になったが、ジョウロで床に水をかけて加湿し始めたのをみて本当に長丁場になりそうだと覚悟を決める。自然と膝に当てた両手にも力が入る。

しかしアツ湯でしっかり熱が入っていた私には完走はあまりにも無謀だった。ヘロヘロになりながら一番に逃げ出す。勇者の道もあまりの早さにひじきのように細かった。

カプセル利用者は11時まで居て良いそうなので、遠慮なくゴロゴロする。同行人が居たらそうは行かないが1人なので何も遠慮することはない。

今夜は憧れの大垣サウナで忘年会だ、腹を空かせて挑もうと朝食は焼き魚定食にするが体が勝手にお代わりと明宝ハムを注文していた。己の意志の弱さに愕然しながら、ハムにマヨネーズをたっぷりつけてご飯と一緒に頬張る。

何と素晴らしい施設か新岐阜サウナ、アフターファイブでも岐阜旅行が楽しめると知ったので、次回はもう少し暖かい時期に来るとしよう。

朝定食(焼き魚) 明宝ハム

ご飯とお味噌汁がおかわり自由という神。

続きを読む
45

ぶっころりー

2024.12.13

1回目の訪問

サウナ飯

新岐阜サウナ

[ 岐阜県 ]

どんなに服を重ねても寒いものは寒い。気温5℃ではカイロも意味を成さず、SAで提供されてる熱いお茶で暖をとりながら進むしかない。本当は20時ごろには到着する予定だったが、忘れ物をしてしまい2時間以上ズレてしまった。雨が降り出した時はもうダメかと思ったが、とりあえずアクセルを捻れば進むのがバイクである。日付が変わる頃にようやく到着した。

まずは風呂に行こうとしたが食堂のラストオーダーが近いそうで、館内着に着替えて3階に向かう。これのために今日はファミマのおにぎりしか食べていない。目についた美味そうなメニューを3つ頼み、ようやく落ち着いて辺りを見渡した。

どうも既視感があると思ったら私がうん年前に働いていた温浴施設にそっくりだ。ただし現在の、ではなくオープンしたばかりの頃である。組織の上の人間は熱波とかロウリュとか興味がなく、備品の購入も現場判断が多かった。皆誇りと愛を胸に働いていて切磋琢磨していた。
そんなフレッシュな香りが新岐阜サウナにはある。端でアウフの練習をしている方もいれば常にバスタオルを肩にかけて作業をしている方もいる。楽しそうに仕事をしているのを見るとこっちも何だか楽しくなってくるのだ。

食事を終えて少し休憩をしてお風呂に向かうと、なぜかアウフグースが始まっていた。時刻は1時を過ぎている。曲目は藤井風、冷え切った体を熱さと香りが解いてくれる。そのまま輪郭が崩壊してサウナマットに溶けていくような快感があった。

水風呂も素晴らしい、ザ・ジャスト(15℃)はバイブラ無しのやや深めやや広めだ。私の好みドストライク。水質もかなり良好である。そして隣にはアツ湯が鎮座している。沸騰でもしているのかと思うほどの激しいバイブラがとても気持ち良い。

ホカホカになってそのままカプセルで気絶した。
今回も楽しい旅になりそうだ。

飛騨ビーフカレー

ほろほろでうまうま〜

続きを読む
45

ぶっころりー

2024.12.07

1回目の訪問

蒲田温泉

[ 東京都 ]

アツ湯大好きアツアツ人間、な私。
年に一度は草津温泉に行き、普段は地元の銭湯に入り浸る。家のシャワーは45℃、ヒートショックな何のその!

そんなアツ湯loverな私なので更なる熱さを求めたくなる。サウナは構造上、温度の上限はある程度決まっているが湯温に関しては施設側の匙加減で決まる。手持ち鍋で簡単に100℃に到達する世の中だ、熱くしようと思えば簡単だろうが、そこは常連さんの存在やその施設の役割・地域の文化も影響する。つまりアツ湯を提供する施設は長い歴史の中で、アツ湯を提供することを許されて求められてきた背景があると言える。かく言う第二喜多の湯も先代の頃は足を入れられないほど熱くて、15時の開店と同時に常連さんが水を大量投入していたと聞く。

つまりアツ湯は温浴文化なのだ、それを堪能すべく大田区は蒲田へ降り立つ。東京一のアツアツ温泉が目的だ。サウナよりも今日はアツ湯だ、アツ湯が全てを凌駕する。

#サウナ
とは言っても私もサウナーの端くれ、追加料金を支払いサウナへ向かう。新しい木の香りが良い、ただ吸気口の位置が頭上の角にあるためか、そこまで対流というか熱が降りてくる感覚はない。遠赤外線ストーブなので余り関係ないのか…?自身の無知を恥じる。
それと利用者が殆どいなかったが、これは後で理由が判明する。

#アツ湯
赤黒いモール泉のような温泉こそアツ湯の正体だった。足首まで入れて動けなくなるのは久しぶりで、一度はそのまま水風呂に逃げ込む。ニヤニヤ笑っている常連風な男性と若者の視線を背中で感じる。一撃で爪が痛くなる。一度水に沈んでやっと入ることが出来た。温度計には4X.x℃と表示されてるがおそらく46-7℃くらいあると思う。間違いなく草津温泉より熱い。ギリギリしゃぶしゃぶに使えそうだ。よく観察していると水通しもせずに5分とか入り続けている方もいる。あの方々は何かがおかしい。

水風呂に入った後、椅子に座って60分ほど寝てしまった。熱いお湯に浸かると良い眠りにつけると聞くが、こんな即効性があるとは思わなかった。家に着いた頃には眠気も飛んで元気いっぱい絶好調だ。

その後眠れず朝を迎えたのは言うまでもないだろう。

続きを読む
11

ぶっころりー

2024.12.07

1回目の訪問

行くなら金曜日に行こうと決めていた。土日にゆっくり行くのも良いがやはり混雑は嫌だ、おまけに平日ならいくらか安い上にコインパーキングの争奪戦にも勝利しやすいだろう。来週は岐阜に飛ぶし来週には気温が下がると聞く。
まあつらつらと書いたが、行く理由を探していたのだ。今日行きたい、今すぐ入りたいというサウナ欲は一度火がつけば薪サウナのようにじわじわと熱を広げていく。

でも1人で行くのも寂しいので先輩に電話をすると同行を快諾してくれた。こんな深夜にも関わらず、だ。私はつくづく人に恵まれている。

大井町の駅からすぐ、坂を下ると煌々と輝くサウナの『サ』の字。12月の子供達はイルミネーションに心を奪われるが、我々大人は赤い火に惹かれる。赤提灯、コンロのとろ火と石油ストーブ、暖かさと安心感への期待が燈る暖簾をくぐる。

#サウナ
2つのサウナは両方ともガラガラだ。出入りが少ない深夜のサウナ特有の熱さを堪能する。熱に肌が縮み真皮の下から何かが吹き出るようだ。試しにアロマ水をかけるとすぐさま下段に向かってロウリュが落ちてくる。反射板の形状が湾曲していて、ロウリュが天井付近に留まることを許さない。少量でも確実に人に当たるよう設計されていた。無駄がない品川サウナのコンセプトを感じられる。

#水風呂
出入り口が2つあるのは本当にありがたい、別のサウナ屋で入ってくる方に譲ったら途切れず足の感覚が無くなりそうだったことを思い出す。水質も肌感も良い。

#屋上
階段を上がると浄水器と格安な自販機が出迎えてくれる。奥には木枠の湯船と壺湯、そして大量の椅子達だ。外気が寒かったので湯船に浸かるとしっかりと熱い、最高だ。個人的に熱湯の存在は必須項目である。どうしてもサウナでは頭部に先に熱が入るので、末梢まで温めるには湯に入るのが1番便利なのだ。

#その他
33度の不感湯とスペースなんたらという内気浴で20分ほど寝てしまった。いくら疲れてるとはいえ風呂屋で熟睡したのは久しぶりだ。それだけ居心地が良いということだと思う。

ほぼ貸切状態で90分堪能して約1200円、格安だと思う。また来ます。

続きを読む
45

ぶっころりー

2024.12.01

241回目の訪問

第二喜多乃湯

[ 東京都 ]

夜の山はよく冷える。

紅葉狩りの帰りだったので、青梅辺りのサウナに行こうと思っていたが、あまりの寒さに我慢ならず結局いつもの喜多の湯へ向かった。

すっかり忘れていたが今日は生姜湯だ。洗濯ネットのような網に入れられプカプカと浮いている。時折裸の男たちが近くまで寄り、親戚の家の猫にちょっかいを出すかのように手を伸ばし、しまいには鼻を近づけて頷き納得したように離れていく。何なのだろう。

生姜パワーなのかサウナでの発汗が半端ではなかった。激アツ悶絶、クラクラしながら水風呂に沈む。最高だ。

常連さんの多くは変わり湯をとても楽しみにしている。久しぶりに見る顔、ちょっと覚えてないけど向こうはよく知っている間柄、皆んなで仲良く湯船に浸かり汗をかいて外気浴で一服をする。こんな幸せな時間が他にあるのだろうか(反語)

続きを読む
48

ぶっころりー

2024.11.26

2回目の訪問

サウナ飯

境南浴場

[ 東京都 ]

リニューアル後初訪問。

厳密にはお正月に行ったが時間の都合でサウナは利用しなかった。その為か浴室の記憶があまり無い。ちょっと緊張しながら浴室へ向かう。

まず目に入るのは馴染みのある鳳凰だ。第二喜多乃湯よりピカピカに見える。挨拶をしながら身体を清める。

#サウナ
適度な湿気とボナストーブ故の背後から伝わる熱が全身の汗腺をこじ開ける。最初の数分は中々汗が出ないが、あるラインを超えた瞬間からドバドバ止まらないのは以前と同じセッティングな記憶がある。心地よい時間が長く続いて熱さを我慢する時間が短い、境南浴場が公衆浴場であるにも関わらず名サウナと呼ばれる理由だと思う。

#水風呂
青いタイルが水面に浮かび艶やかに誘う。逸る気持ちを抑えて汗を流して爪先からするりとお邪魔する。柔らかくふんわりした肌感としっとりと冷えた水分子が体表の熱を奪い毛穴と毛細血管が丁寧に縮小するのが分かる。腹の中の小さな炎を残して、血管の内側まで青く染まる。こんなに気持ちの良い水風呂は滅多にない。以前蛇口から流れる水を何度か飲んだ記憶があるが、浴室内の水は飲んではいけないと張り紙があったので断念。見てなければ間違いなく飲んでたと思う、そんな魅力溢れる最上級の水風呂だ。

外はザアザアと雨が降っている。流石に水風呂からそのまま帰るのは風邪をひきそうだったので、湯船にしっかり浸かることにした。最近設計された為か座湯も薬湯も腰をかける段差がしっかりと深い。耳のすぐ下までしっかり温まる。出る前に手足の末梢に水をかけて退室する、これで湯冷めは当分先になるだろう。

宝華 東小金井総本店

宝ラーメン 中盛り

餃子と半チャーハンセットも注文。美味すぎて足りなかった。

続きを読む
49